食文化・洞川温泉へ

みなさま
こんにちは、関野です。
世界遺産大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)に行きました。
奥駈道は吉野と熊野をむすぶ大峯山を縦走する修験道の修行の道です。

大峯山「山上ヶ丘」は日本最初の山岳信仰の聖地として1300年の歴史を刻み、
今なお多くの修験者が山に入り修行に訪れている場所です(パンフレットより)。
大峯山天川(てんかわ)村洞川(どろかわ)温泉に泊まりました。

1)天川村特産うまいもの

天川村特産のアマゴの塩焼き定食で、名水豆腐、手作りコンニャクなど。
水がうまいとなんでもうまい!がキャッチフレーズです。


2)前鬼・後鬼
洞川温泉の歴史も古く、
大峯山に参拝する行者をもてなす宿場として始まり、発展しました。

宿の温泉湯船の横に前鬼(上写真ぜんき)・後鬼(ごき)が置かれていました。
前鬼・後鬼は修験道の開祖役小角(えんのおづの:役行者とも呼ばれる)が
したがえていた夫婦の鬼。

前鬼が夫の赤鬼で鉄斧を持ち役小角の前の道を斧で切り開き進み、
後鬼が妻の青鬼で水瓶を手にして役小角の後ろを歩き、
修行者たちの世話をしました。
後鬼だけこの場所にとどまり修行者たちの世話を後々までしていたそうで、
前鬼はのちに天狗になったとされています。

3)陀羅尼助(だらにすけ)

修験道の開祖役小角は1300年前7世紀末疫病が大流行したときに、
山中に生えるキハダを煮てそのエキスで多くの人を助けたとされています。
このエキスは胃腸病、外傷など万病に効く薬で
その製法を役小角は後鬼に伝授しました。
これが和薬の元祖と言われる和漢胃腸薬「陀羅尼助」の起源だそうです。

4)ふたご座流星群
12月14日夜中23時半ごろ宿の外に出ました、
外は真っ暗、流星群を見るには最適な環境。
ふたご座流星群は三大流星群(ペルセウス座・ふたご座・しぶんぎ座)の一つで
条件が整うと1時間当たりの流星数が40個を超えるときがあるそうです。
残念ながら寒くて2個しか見ることができませんでしたが楽しい時間でした。

大阪から近い奈良県天川村は温泉よし・水よし・食事よし・もてなしよし。
みなさんも行ってください。