食文化・明治150年めぐり②

こんにちは、関野です。
明治150年めぐりの続編です。
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2)明治創業の東京老舗グルメめぐり
①小田原 鈴廣かまぼこ博物館

鈴廣は1865(慶応元年)年創業、小田原宿・箱根温泉の客に賞味され
参勤交代の武士などの食膳に上がっていました。
富士、丹沢山系からの伏流水と相模湾の豊かな魚が小田原のかまぼこを有名にしました。
鈴廣の前の道路は箱根駅伝で利用され、毎年選手たちが走っています。

②日本橋 やぶ久

やぶ久は1902(明治35)年日本橋で創業したそば屋。
そばつゆは本かつお節を使った濃い目のつゆが伝統の味で関西とは違い濃い色です。
やぶ久は4代百有余年江戸前の伝統を守りながら創意工夫の精神を忘れることなく
そばを皆様に楽しんでいただいています(パンフレットより)。

③日比谷公園 松本楼

1903(明治36)年日本ではじめての洋式公園日比谷公園が誕生しました。
日比谷松本楼は銀座で食堂を経営していた小坂梅吉が東京市から落札しオープンしました。
日本に亡命していた孫文、インド独立活動家ボース、
夏目漱石、高村光太郎、松本清張なども客で彼らの作品に松本楼が登場しています。

④浅草 今半本店

1895(明治28)年創業のすき焼き専門店今半は浅草新仲見世通りにあります。
永井荷風も今半を愛ししばしば訪れ作品にも登場しています。
関東は明治期の牛鍋を祖とし、牛脂ではなく油を薄くひき牛肉を焼き割り下を入れます。
私たちのすき焼きは牛脂をひき、肉を焼きながら砂糖、しょうゆをかけ割り下を使いません。
どちらも美味しいすき焼きでした。

一時衰退していた浅草がスカイツリー開業以来にぎわいをみせているそうです。

⑤鳥茶屋

大正時代には花街として栄えた神楽坂に鳥茶屋があります。
うどんすきが有名だそうですが平日のランチのみ親子丼(上右写真の左)があり、

11枚つづりの回数券があるほど人気です。
第1回全国丼グランプリ親子丼部門で金賞を取りました。


明治維新から150年、各旧邸宅で資料などが公開展示され
観光客の皆さんは興味津々で見ていました。
東京をバスでぐるりと巡る時間の旅で日本史を大いに楽しみました。