食文化・美山研修

みなさん、こんにちは、学科長の林です。
新年度が始まり、はや1ヶ月が経ちましたが、食文化学科では、
毎年、オリエンテーション期間中に学外研修を実施し、
食品工場や地域の食文化に触れる遠足に出かけています。

今年は、4月6日に京都府南丹市を訪れました。



当日は、あいにくの小雨模様で少し肌寒かったのですが、
きれいな桜やのどかな景色に触れることができました。
また、食文化史専門の柳田先生による道中の解説や、
今年は2年生も案内役として数名同行したので、上級生との交流もできました。

大学をバスで出発して2時間弱で、「美山ふれあい広場」という道の駅に到着です。
美山牛乳や地卵、地元で取れた新鮮な野菜や、美山ならではの加工品がたくさん売られていました。
また、目の前には、「かやぶきの里」と呼ばれる、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている
30数件の茅葺き屋根の集落もあり、みんなで散策しました。

そこから、バスに乗り数分程で、いよいよ昼食会場となる美山町自然文化村「河鹿荘」に到着です。
地鶏のすきやきや鹿肉のしぐれ煮、天ぷら、デザートにプリンもついた豪華なランチに、
みんな一気に元気を回復しました。

この辺りは、シカやイノシシなどの野生動物も多く、
それらの肉を使った「ジビエ料理」に町をあげて積極的に取り組んでいます。
調理実習担当の神田先生からジビエや命をいただくということについての講義も受けました。

午後は、丹波ワインの工場見学とワインの講義を受け、とてもおいしいブドウジュースも試飲しました。

今回もお世話になりました河鹿荘、丹波ワインハウスのみなさま、ありがとうございました。

以下は、学生達の感想の一部です。

・想像していたより茅葺き屋根が、立派で大きくて感心しました。
・美山の牛乳で作ったソフトクリームがおいしかったです!
・昼食がとても美味しくて、いつか私もこんなふうにお客様に美味しいって言ってもらえる
料理を作りたいと思いました。
・狩りや野生動物をさばいたりすることに興味があったので、
先生が話してくださったジビエの話はとてもためになりました。
・鹿肉を食べたことが無く、もっと生臭いのかと思っていましたが、
とてもおいしく、また食べてみたいと思いました。
・これからは自然の恵みに感謝し、今後、私が動物や魚を調理するときは、
感謝の気持ちを忘れず調理したいと思います。


・コース料理などにはよく季節のものや、その地域の食材がたくさん使われているので、
今後、それに注目して食事を楽しみたいと思いました。
・地域のみんなが一つになって地元の食材を知ってもらおう、
食べてもらおうとしていることはすばらしいと思いました。
・ワインボトルの開け方、保存の仕方、ワインの善し悪しの区別、
ワイングラスの名称や乾杯の仕方などを教わって勉強になりました。
・ワイン工場では、メンテナンス中で実際に動いていないのが残念でしたが、
ワインの製造工程が見られたり、ワインをビンにつめた後も
ゴミやちりが入っていないかなどを検査する機械があったり、
衛生面でもこだわっていて感心しました。
・ワインに使われているぶどうの農園を見学できてよかったです。
・新しくできた友達との仲を深めることができて嬉しかったです。
また今回のような研修をできればうれしいです。
・これから食文化学科で食について学ぶ意欲がわきました。