食文化学科
2015.04.17
食文化・アマゾン探検②
食文化の関野です。アマゾンシリーズ第2弾をお送りします。
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2) アマゾンの生き物
① ピンクイルカ
アマゾンを代表する生き物で、アマゾンカワイルカが正式名だそうです。
何頭も泳いでいるのを見ましたが動きがはやく、写真に撮ることができませんでした。
多くのカワイルカは、絶滅の危機に瀕していますが、
アマゾンカワイルカはカワイルカとしては最も安定して生息しています。
これは生息域が熱帯雨林で、人間が近づき難いためだそうです。
ピンク色になるのはフラミンゴと同じでエサによるものだそうです。
② アナコンダ
アナコンダは、アナコンダ属に属するヘビの総称です。
水生で、南アメリカの熱帯雨林の湿地や川に生息します。
毒は持っていませんが、エサを窒息死させて飲み込むそうです。
③ アマゾンマナティー
アマゾンマナティーは淡水域のみに生息します。
マナティー保護区ではケガをした、親とはぐれたマナティーを保護していました。
人間の食料にするため大量に捕獲されたマナティーは、生息数が減少しています。
このため、マナティーの食べ物の藻が大量に増えて魚などが減少しています。
魚で生きている水上生活者の生活を圧迫しているそうです。
今は生息地では法的に保護の対象とされていますが、
実際には実効のある対策が取られていないのだそうです。
④ オオオニバス
オオオニバスは、スイレン科の水生植物です。
非常に大きな浮葉を水面に広げていました。大型になったオオオニバスの葉は浮力が大きく、
子供を葉の上に乗せることができるそうです。
アマゾンには多種多様な浮草があり、白・黄色・紫の花を美しく咲かせていました。
⑤ その他の生き物
動きがはやくカメラに撮ることができませんでしたが、
以下の生き物もボートで見て回りました。
アカホエザル、モンクサキ(ユニークな顔のサル)、ナマケモノ、
ミドリイグアナ、鼻長コウモリ、黒コンドル、青面サギ等々。
これらアマゾン川流域の多種多様な生き物が、人間の乱獲・開発や気候変動の影響で
生息域を追われ数を減らすことがないように、現在の私達は更に努力する必要があります。
そして、未来の人類の宝物として残す責務があります。