食文化・ヨーロッパ研修③2月7日編

食文化学科のヨーロッパ研修の続編です。

★2月7日(パルマ)
さて3日目です。
今日は、イタリアの伝統食材の生産所をたずねる一日!
本日も皆早起きして、時間通りに集合!


まずは一同、パルメザンチーズの生産所へ。
イタリアチーズの王様ともいわれるパルメザンチーズ。
イタリア語で、「パルミジャーノ・レッジャーノ」と言います。
しかしこのチーズ・・品質管理に厳しい審査があり、
パルミジャーノ・レッジャーノ協会の検査に合格したものだけが、
その名を名乗れるとのこと。

丁寧な解説を聞きながら、製造工程、熟成室、そして牛舎を見学し、
最後に生産所のチーズを、バルサミコ酢といっしょに試食。
深い味わいに、思わずうっとりしてしまいます。



さて次にバスは、生ハム工場に到着。
生ハムもまたイタリアでは外せない食材です。
ここでも製造工程についての詳細な解説を聞き、
熟成段階ごとの生ハムの状態や管理方法について学びます。
貴重なお話満載の説明の後、いよいよここでも試食です!



香り高い生ハムの風味を堪能し、さてバスは次にモデナへと向かいます。
モデナといえば!そう、バルサミコ酢の名産地!
早速バルサミコ酢の老舗製造所を訪問致しました。

ブドウの濃縮果汁を木樽熟成させてつくるバルサミコ酢。
モデナのバルサミコ酢もまたぶどうの品種から製造工程までが細かく規定されていて・・
なかでも添加物を一切加えず、12年以上熟成させたものは、
トラディツィオナーレ・バルサミコ酢と称することができるのだとか。

その歴史から製造方法のコツまで、一通りの説明を受けた後、またまた試食タイムです。
無色のバルサミコ酢から、何と50年物のバルサミコ酢まで!
様々な種類のバルサミコ酢を味わわせていただき、一同大満足。
醸造期間が異なるだけで、こんなに風味が変わるなんて、ただただ驚きです。



真摯に伝統的な手法と向き合うイタリアの職人たち。
イタリアの歴史をお腹いっぱい味わうことができた貴重な一日となりました。
「今日一日だけで、メモがいっぱいになったやん」なんて声も、バスのなかに響いておりましたが・・

とことん勉強するのが、梅花・食文化流!
まだまだ研修は続きます!

続く