食文化・ビジネスマナープレゼン大会

「ビジネスマナー入門Ⅱ」授業を担当しております北村と申します。
以前、ご紹介した「小梅ランチ」プロジェクトの続編をご紹介します。
*****
「ビジネスマナー入門Ⅱ」の授業では、将来、学生たちがビジネス社会にて
実際に遭遇する状況を想定し現場でのマナーを学んできましたが、
後期の集大成として、企業の方々をお招きし、プレゼンテーション大会をいたしました。
当日は、受講者全員がそろい、スーツ着用。しかも審査員の方4名をお迎えし、
学生たちはただならぬ緊張の中、精一杯のプレゼンテーションを披露しました。



課題は、学生食堂を担当している不二家商事に対し、
「野菜ソムリエおすすめの野菜を使用した、学生食堂新メニューを提案する」です。
11月にドクター・オブ・ジ・アース株式会社の野菜ソムリエの方に教えていただいた
野菜を使ったメニューの提案です。
良いものであれば学生食堂で実際に採用されるかもしれませんが、
全部ボツかもしれないという、実社会の厳しさも学びます。

友達同士ではなく、教員が指定したメンバーでチームを組み、
チームビルディングの難しさ・コミュニケーションの大切さ・締切厳守のむずかしさを
実感させながらの作業となりました。
*****
不二家商事のご協力のもと、学生食堂メニュー作成時のコンセプト設計、
制限食材や調理過程における制約、コスト管理について確認。

食材を「野菜ソムリエおすすめの野菜」としたことから、
ドクター・オブ・ジ・アース株式会社の野菜ソムリエの方から、
生産者の方がきちんと取り組んで作った、野菜の味の豊かさや栄養の高さを学びました。

加えて説得力のある提案とするため、マーケティングの基本を学び、
学内にて市場調査を実施。分析には、「就業力養成実習」授業にて学習中のExcelを駆使し、
学生食堂への潜在的なニーズを探り新メニュー作成に役立てました。
実際のメニュー作成には、「食品学」「調理理論」にて学んだ栄養や調理に関する知識を駆使し、
試作をし、コスト計算も行ったうえで、プレゼンテーション当日を迎えました。



時に審査員の方々から思いがけない質問がありましたが、なんとか切り抜けた学生たちは
「やり遂げた」という達成感と、「緊張しすぎてうまくいかなかった」という気持ち入り混じった
複雑な想いを感じるような貴重な経験ができたようでした。

当日、審査のために来ていただきましたドクター・オブ・ジ・アース株式会社の野菜ソムリエの方々、
昨年に引き続き審査に参加していただきました不二家商事の担当者の方々に、
厚く御礼申し上げます。