食文化学科
2014.06.26
食文化・麺ロード②
みなさま、こんにちは食文化学科の関野です。
長年の夢であった中国麺ロード食文化研修その②をご紹介します。
3日目はトルファンの民家で、ウイグル族の代表的な麺料理ラグメン(下写真左下)を作りました。
ラグメンは手延べで引っ張って延ばすため、
それが「ラー・メン(引っ張る麺の意味)」になったと考えられています。
腰のある麺を使用したラグメンは美味でした。下の写真の左上はナンです。
ナンの種類は多く、ここではネギ、香辛料などがたっぷり入ったナンでした。
新疆は乾燥地帯(降雨量288mm/年)で、ナンにはカビも生えず、
非常食にしてラクダと共に砂漠を旅しているそうです。
カワプ(シシカバブーと同じ、上写真右)は庭の炭火で主人が焼き、
炭の香りとともに美味しくいただきました。
カワプは羊肉プラス内臓にズラン(香辛料)、粉唐辛子をかけ串焼きにしたもので、
脂肪が少なく鉄などの栄養素も豊富です。
ポロ(下写真の上右の料理)は人参の入ったチャーハンで、ピラフはここからきていると考えられています。
ポロはお祝い事などに欠かせない料理で羊肉、干しブドウがトッピングにされていました。
左の胡瓜のスライスサラダはトマトがかけてありあっさりしていて、
この乾燥気候には胡瓜の水分がピッタリであっという間に平らげてしまいました。
下の写真はこの民家で作っている4種類のブドウを干しブドウにしたもので試食用です。
トルハンは砂漠地帯のため換金作物としてはブドウ、綿花しか育たないそうです。
このラグメンを食べた民家もブドウ農家で自宅の裏庭にはたくさんのブドウの木がありました。
残念ながらまだ実は付けていません、7月から収穫だそうです。
トルハンのブドウは干しブドウ加工でワインにはしないそうです。
中国新疆ウイグル自治区のウイグル人はイスラム教を信仰し、
イスラム教はアルコール禁止だからと言っていました。
将来、輸出品としてワインを作り、この地域がもっと豊かになればいいナと思いました。
ブドウの根元の土地が一段低いのは冬が厳しい寒さなので、
冬には根元に砂をかけてブドウの根を守るためだそうです。
ブドウ棚も日本に比べて簡素なものでした。これなら我が庭でも物干し台利用でブドウをつくれるのでは…
帰国時の機内食も勿論麺でした。
今回の蘭州からトルハンまでの中国麺ロード食文化研修は2,300km程の行程で、
食が東西をつないでいるのを実感した研修でした。
長年の夢であった中国麺ロード食文化研修その②をご紹介します。
3日目はトルファンの民家で、ウイグル族の代表的な麺料理ラグメン(下写真左下)を作りました。
ラグメンは手延べで引っ張って延ばすため、
それが「ラー・メン(引っ張る麺の意味)」になったと考えられています。
腰のある麺を使用したラグメンは美味でした。下の写真の左上はナンです。
ナンの種類は多く、ここではネギ、香辛料などがたっぷり入ったナンでした。
新疆は乾燥地帯(降雨量288mm/年)で、ナンにはカビも生えず、
非常食にしてラクダと共に砂漠を旅しているそうです。
カワプ(シシカバブーと同じ、上写真右)は庭の炭火で主人が焼き、
炭の香りとともに美味しくいただきました。
カワプは羊肉プラス内臓にズラン(香辛料)、粉唐辛子をかけ串焼きにしたもので、
脂肪が少なく鉄などの栄養素も豊富です。
ポロ(下写真の上右の料理)は人参の入ったチャーハンで、ピラフはここからきていると考えられています。
ポロはお祝い事などに欠かせない料理で羊肉、干しブドウがトッピングにされていました。
左の胡瓜のスライスサラダはトマトがかけてありあっさりしていて、
この乾燥気候には胡瓜の水分がピッタリであっという間に平らげてしまいました。
下の写真はこの民家で作っている4種類のブドウを干しブドウにしたもので試食用です。
トルハンは砂漠地帯のため換金作物としてはブドウ、綿花しか育たないそうです。
このラグメンを食べた民家もブドウ農家で自宅の裏庭にはたくさんのブドウの木がありました。
残念ながらまだ実は付けていません、7月から収穫だそうです。
トルハンのブドウは干しブドウ加工でワインにはしないそうです。
中国新疆ウイグル自治区のウイグル人はイスラム教を信仰し、
イスラム教はアルコール禁止だからと言っていました。
将来、輸出品としてワインを作り、この地域がもっと豊かになればいいナと思いました。
ブドウの根元の土地が一段低いのは冬が厳しい寒さなので、
冬には根元に砂をかけてブドウの根を守るためだそうです。
ブドウ棚も日本に比べて簡素なものでした。これなら我が庭でも物干し台利用でブドウをつくれるのでは…
帰国時の機内食も勿論麺でした。
今回の蘭州からトルハンまでの中国麺ロード食文化研修は2,300km程の行程で、
食が東西をつないでいるのを実感した研修でした。