食文化・フランス研修②

みなさま、こんにちは。フランス研修報告の第2報です。

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パリも4日目です。アグリツーリズムで、ランブイエにある国立牧羊場に行ってきました。
230ヘクタールの土地に600頭の羊、60頭の乳牛と数頭の馬、鶏などを飼育していました。
学生たちは皆、こんなに多くの動物と触れ合った経験がなく、多いに癒された様子でした。

ここは、国王ルイ十六世が羊毛の品質向上の実験農場として、設立したそうです。
スペインからメリノ種の羊を輸入し、品種改良に努め、ランブイエ・メリノ種毛専門の品種を作りだしました。これらは、現在も世界各地での良質羊毛の生産に貢献しています。

日本ではヒツジはメエメエと鳴きますが、ここフランスではベレエーベレエーと鳴きます。
実際、ベレエーベレエーともメエメエとも聞こえました…不思議ですネ。



5日目ランジス市場見学です。ここはパリの胃袋と呼ばれ、1966年にできました。
世界最大規模の卸売市場で、青果・肉・魚(魚部門だけなら日本の築地市場が最大)・乳製品・切り花の
5部門があり1万2000人が働いているそうです。

魚部門は早朝の商いで、すでに終了していました。
残りの部門を、2名のスタッフ付で説明見学を受けました。フランスは、みなさまもご存知のように農業で、国土の55%が農地で、カロリーベース食料自給率は122%です(日本は40%前後)。

フランスはアメリカに次ぐ世界第2位の農作物加工製品輸出国で、EUの農業生産額21%を占めています。
日本の工業製品と同じように、農業製品は非常に重要な輸出製品のため、フランスは力を入れています。

ランジス市場は1つの町で病院、保険代理店、旅行代理店、レンタカー屋など
生活に必要な部門のほとんどがそろっているそうです。



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フランス人の食に対する考え方は、「青果を贈り物には使わない」「一人で食べる物」
「人件費が高いので手間暇をかけない」「ほどほどの価格で質の高い物が良い」です。

フランスはドイツ、イギリス、日本よりも人件費が高く、組合も強いため…
私たちの滞在中もタクシー会社がスト中でした…

最低限の雇用しかしない、そのためにレストランに入ると接客担当者が少なく、時間がかかります。

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次は、シリーズ最後の第3報をご紹介します。