【日本文化創造学科フィールドワーク・方広寺編⑧】豊臣秀吉が鎮座する山

こんにちは、日本文化創造学科の綜途です。
10月30日に行われた観光フィールドワーク実習では、
京都府の方広寺跡・妙法院・三十三間堂を訪れました。

今回、私が調査を担当したのは、阿弥陀ヶ峰・豊国廟です!


豊国廟とは、『豊臣秀吉のお墓』です。
阿弥陀ヶ峰という山の頂にあるため、時間の都合で行くことはできませんでしたが
近くを通る時に阿弥陀ヶ峰が見えたので写真に収めてきました!



秀吉は死後の自分を、この阿弥陀ヶ峰に埋葬し神格化するようにと遺言していて、
その遺言通りに「豊国大明神」として神格化され、今でも信仰されています!
実在した人物で自分の神格化を表明し、それを実現したのは、秀吉が日本で初めてだそうです。

 

現在の豊国廟は明治時代に再建されたもので、徳川家康が天下人となってからは
荒れ地に近い有り様だったとか……しかしそんな弾圧があったにも関わらず、
私が写真を収めた場所の近くには、こっそり「豊国大明神」を祀っていたと
考えられる小さなお社がありました。人々の秀吉に対する信頼の厚さが分かります。

 

豊国廟に行くには500段ほどの石段を登らなければいけませんが、
そこに建てられた五輪塔は、高さが10メートルもあるらしく迫力がありますよ!
どうやらパワースポットとしても知られているようで、豊国廟を目的に阿弥陀ヶ峰を
訪れる人もいるらしいです。豊臣秀吉といえば、下層階級から天下人にまで出世した
人物ですから、やはり出世のご利益があるのでしょうか?

 

【日本文化創造学科フィールドワーク・方広寺編⑦】甘春堂の大仏餅!