【日創フィールドワーク・宇治⑧】極楽浄土の旅

こんにちは、日本文化創造学科のカオルです。
 

先日の「宇治フィールドワーク」で私が詳しく調べたのは、
国宝に指定されている阿弥陀如来像です。
平等院に保存される阿弥陀如来像は平安時代に最も有名な仏師、定朝が作ったとされる仏像で唯一残されているとても貴重な作品です。
 

平等院内部は撮影禁止だったので直に見た様子を写真でお伝えできませんが、とても優しい顔をした阿弥陀様が迎えてくれました。
 

さて、突然ですが阿弥陀如来像がどう作られているかご存知ですか?

 
仏師定朝に聞きお覚えがある方はなんとなく「寄木造」という技法がでてくるのではないでしょうか。
「寄木造」?という人はプラモデルを想像していただくと分かりやすいかもしれません。。
それぞれの部位をバラバラに作り、後で合体させるという技法です。
そして、仏像の継ぎ目が隠れるよう麻布を貼り黒い漆をつめています。仕上げに金箔を貼って継ぎ目が見えないよう仕上げられているんです。
阿弥陀様が金ピカなのはこういう理由もあってらしいですよ。
もっと詳しく知りたいと思った方はぜひ平等院のチケットを買って、専門のガイドさんのお話を聞きに行ってみて下さいね!とても分かりやすいです。
 

では最後に平等院に沢山かざられていた蓮の写真で失礼します。



いつか死ぬときは、阿弥陀如来様に迎えに来ていただいて、天国に行きたいですね・・・(^^)