日創 藤原星香ゼミ・東京研修1「将門塚」

卒業創作、藤原ゼミの受講生の旅行、今年で三年目です。
9月12日13日、社会見学と取材のために、東京へ行ってきました。
朝早くから新幹線に乗って、東京へ。
今回は、「将門塚」から見学スタートです。



東京メトロ、大手町駅から歩いてすぐの場所に
将門塚はあります。
周りを大きなビルに囲まれた一角、
緑にあふれ、お線香の匂いも濃いここだけ、何だか別空間。

写真に足場や埃よけシートが写っているとおり
見学に行った日は、周りでガンガン工事やってました。



将門の乱で940年に討たれた平将門は、京都で打ち首となり、晒し首となりました。
これは、記録に残っている、最初の晒し首だそうです。
平安京、都大路に晒された将門の首は、己の胴体を求め、
故郷である関東へ向かって飛び、落ちたのがこの場所であるとか。

もとは古墳のように盛り土があり、その内部に石室があったらしいですが、
関東大震災のときに損壊しました。
関東大震災後、この地に大蔵省の仮庁舎を建てようとしたときや、
第二次世界大戦後にGHQがここを区画整理しようとしたとき、
不審な事故や不審死が相次いだことから、
この地に対して不敬な行いをすると祟りがあるという伝承があります。



周辺のオフィスビルでは、将門塚を見下ろす窓を設けないとか、
将門塚にお尻を向ける方向にデスクを置かないとか。
厳かな都会の真ん中の不思議空間を満喫しました。

(by星香)