パフォーマンス書道「繋(つなぐ)」

こんにちは。日本文化創造学科3年、書道部の小林です。
(かなり日は経ってしまいましたが…)7月17日に行われた梅花女子大学のオープンキャンパスで、私の所属している書道部がパフォーマンス書道を披露させていただきました!

 
当日はあいにくの雨。例年通りならば雨天中止のところを、なんとかお願いして緑風館1階のスペースで演技させていただくことができました!
書く前の会場はこんな感じです。



 

さて、パフォーマンス書道をご覧になったことはありますでしょうか?
梅花のパフォーマンスは、縦3メートル×横6メートルの大きな紙に、ペンキを使って文字を書いていきます。(写真のブルーシートの上に乗っている白い紙です。)

今回、私たちは「日本文化創造学科での学び」をテーマに作品を作りました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ここで少し日本文化創造学科(以下「日創」と呼びます)について紹介させてください。
日創には、
 ①歴史・文学コース
 ②創作・イラストコース
 ③国語・書道教員養成コース
の 3つのコースがあります。

私たち日創の学生は、その中から好きな授業を組み合わせて履修することができ、歴史文学、書道など様々な視点からの「日本文化」を学んでいます。
そして、それをただ学ぶだけではなく、創作(小説やイラストなど)や書道、それぞれが好きなやり方で、「新しい形」にして創造・発信していく、ということを目指しています。

 
パフォーマンス書道、というのもその「新しい形」の一つで、歴史ある書道が現代の人たちにもっと身近に感じてもらえるにはどうしたらよいか、そんな考えの元、できあがった作品を鑑賞してもらうだけでなく、リアルタイムで書かれる過程も楽しんでもらえるよう、書道とステージパフォーマンスが結びついたことから始まりました。

ではパフォーマンス書道自体のレポに戻りますね。
パフォーマンスに使用した曲は、「和楽器バンド」というグループの「千本桜」です。(オリジナルはボーカロイドの曲ですのでご存知の方もいらっしゃるのでは…)

曲が始まると、曲のリズムや雰囲気に合わせて色んな場所から書いていきます。(書いている段階では、お客さんは文字を反対から見ていることになります)





 

演技の中盤で、梅花のパフォーマンス書道での一番の見せ場、「大筆」が登場します。



(この大筆、ペンキを含んでいるので重さが約10キロあるんです…)

左端に学科名を入れ、落款(印)を押して完成です。
最後に見やすいように紙を回して立て掛けます。(※画像はあとで外に出て立て掛けたものです。)

 

 

「繋(つなぐ)」

歴史の中で紡がれてきた 文化を受け継ぐ
私たちは言葉を集め 古(いにしえ)の想いを汲み取り
現代(いま)に伝える 一輪の花
1人ひとりが文化の担い手
新たなる未来を この手で創れ
日本文化創造学科


この作品のテーマは「繋(つなぐ)」。
全く新しい文化を一から創造することは難しくても、継承されてきた伝統文化(青色)に、自分なりの要素(赤色)を足して、新たな形にして発信する、昔と今との文化を繋ぐ(紫色)ことはまだできるかもしれません。そして、その文化を未来に伝えていく役割を、現代を生きる私たち一人ひとりが担っているのではないかと考え、この文章を作りました。

かなり長く語ってしまいましたが、皆様に少しでも日創のことを(できれば書道部のことも…!)知っていただけると嬉しいです。

 

オープンキャンパスでは、毎回、日創の学科ブースを設けています。
この学科ではどんなことが学べるのか少しでも興味をもったら是非いらしてくださいね!
学科ブースでは日創の先生方を始め、先輩学生もいますので気軽に気になることを質問しに来てください!