【日創フィールドワーク・宇治④】いろんな縁が切れた橋姫神社

こんにちは。日本文化創造学科のヤスダです。

7月3日に宇治へフィールドワークに行ってきました。
当日は曇り空でしたが、とても暑かったです。

私が担当した場所は『橋姫神社』です。



橋姫神社に祀られているのは、橋姫という嫉妬深い女性神です。
有名なのは、『平家物語』(源平盛衰記・長門本など)の剣巻に収録された「宇治の橋姫」です。

「宇治の橋姫」
九世紀はじめの嵯峨天皇の時代にある公卿の女が、他の女と男を争って敗れた。女は貴船神社に七日間の間、生きながらにして鬼となり報復したいと神に祈った。貴船の神は鬼になりたければ姿を変えて宇治の川瀬に行き、二十一日の間水につかっていれば鬼になると女に言った。そこで女は宇治で二十一日の間水につかり、本当に鬼になったという。

橋姫は「丑の刻参り」の起源であるとも言われています。

 
余談ですが、橋姫を退治した時に使われていたのが、名刀「髭切」です。橋姫を斬った話から「鬼切丸」と言われるようになったらしいです。二月に見に行った刀が、橋姫と関わりがあったなんて、偶然ですが驚きました。

 



神社自体は想像していたものよりも、小さくてこじんまりとしていました。
実はこの橋姫神社は縁切り神社としても有名で、悪縁を切りたい方にはおすすめです。

 
友人たちと縁切りを祈ったところ、何故か数人のスマホに異常が出ました。
橋姫は何の縁を切ってくれたのでしょうか……?