【日創フィールドワーク・石清水⑨】高良神社と『徒然草』

こんにちは、日本文化創造学科のカオルです。
歴史文化フィールドワークで石清水八幡宮に行ってきました。

 

私は高良神社の担当でした。
参拝時はとても天気がよく暑かったのですが、神社周辺は大きな木々で覆われて
涼むことができました。



 

鳥居をくぐり中に入ると左側にあったブナの木です(笑)
神社との関係は謎ですが、とても立派でしたよ!

 



高良神社は貞観2年(860)に行教によって造営され、『徒然草』との逸話があることで有名です。

『徒然草』52段で語られるのは、石清水八幡宮を死ぬまでに参拝したいと思った仁和寺の法師が高良神社と本宮を間違えて帰ってしまう話を聞いた兼好法師がどんな小さなことでも旅の案内人が必要だと教えるエピソードです。



 

しかし法師が生きた平安時代のその後の神社は慶応4年(1868)に起きた鳥羽・伏見の戦いで焼失し、
その後も何度と再建されたので当時の華やかさは見られません。

 

ですが『徒然草』を読んだ後に高良神社を参拝すると何だか感慨深い気分になりました。
高良神社を訪れる際は、ぜひ『徒然草』52段を読んで参拝してみて下さい!