【日創フィールドワーク・石清水⑦】歩ける勅祭

こんにちは! 日本文化創造学科3年のオカモトです。

 

5月15日にフィールドワークの授業で「石清水八幡宮」に行ってきました。
天気も晴れて、新緑の生い茂る中での見学でした。

 

私が担当したのは、
ここ石清水八幡宮で毎年9月15日に行われる、
「石清水放生会(いわしみずほうじょうえ)」です。
この祭りは宇佐宮から伝わった仏教儀礼で、貞観5年(863)から始まりました。
その後、天暦2年(843)に勅祭(ちょくさい:天皇が使いの者を派遣する祭り)
として行われるようになり、盛大になりました。
その後、戦乱や神仏分離などによって、何度も中絶と再興を繰り返しながら、
「石清水祭」と名前を改称して今も勅祭として受け継がれています。

 

さて、今回訪れたのは5月ですのでお祭りは行われていませんでしたが、
お祭りの行われる場所の写真を撮ってきました。

 

石清水祭は9月15日未明から始まります。
山の上の御本殿から鳳輦に乗って神様が移動します。
その鳳輦が通常時に置かれているのが、こちら



「御鳳輦舎」です。
それに乗って「表参道」を下り



山麓の「頓宮殿」



に到着します。
そこで古儀が執行されたのち、「放生川にかかる安居橋」



で鳥や魚を放ち、また山の上のご本殿へ戻って祭りは終了します。

 

石清水祭で行き来する場所を実際に自分の足で歩いて行ったり、
訪れることができるのがいいですね。
夜通し行われて、めちゃくちゃ眠いかもしれませんが
ぜひ、9月15日に行われる石清水祭に参加してみてください。