3/20 春のオープンキャンパス(日創)

キャンパス内の梅も 盛りを過ぎ、

まもなく 桜の季節を迎えようとしています。

在学生の皆さんは、それぞれ春休みを楽しみつつ、

新年度への心の準備を していることと思います。

 



 

さて、日本文化創造学科1年生 後期の授業

「日本語トレーニング(話す・聴く)」では、

有名な文学作品の朗読にも 挑戦しました。

 

たとえば、明治期の小説家・幸田露伴の

代表作『五重塔』

 

……鼻筋つんと通り 目尻キリリと上がり、

洗い髪をぐるぐるとむごく丸めて

引裂紙をあしらいに 一本簪でぐいと留めを刺した

色気なしの様はつくれど、……

 

三十前後の女性の容姿を描いた 冒頭部です。

修辞に富んだ 格調高い文体ですが、

「つんと」「キリリと」「ぐるぐると」「ぐいと」

といったことばが使われ、読み手にそのイメージが

具体的に伝わりやすくなっています。

 

このような表現、何と呼ぶかご存じですか。

 



 

3月20日(日)のオープンキャンパス、

日本文化創造学科のミニ授業は

 

「『ワンワン』『しーん』『ドキドキ』
~オノマトペの楽しさ」


(1回目 11:20~12:10/2回目 13:00~13:50 )

 

 と題し、上で述べたような 音や声・ものごとのようすなどを

それらしく表す「オノマトペ表現」をとりあげます。

日本語には、こういった表現が実に豊富!

ふだんあまり意識しないで使っている オノマトペの楽しさ、

いっしょに見直してみませんか。

  (by 大谷)