【日本文化創造学科フィールドワーク】灘

1月19日の日曜日の午後。暖かなお天気に恵まれた日に、灘の酒造のまちへ出かけました。

阪神西宮駅で集合し最初に訪れたのは、「宮水発祥の地」の碑がある酒造会社の宮水井戸でした。
宮水とは酒を造る仕込み水に使用され、酒を造る成分が最も適している水です。
多くの酒蔵メーカーの井戸を西宮に所持しており、そこからタンクローリーで灘五郷へ運び、酒造りをしています。

そこから、えびすさんや福男で有名な西宮神社へ行きました。
表大門や国の重要文化財に指定されている大練塀を見てから、出店で腹ごしらえなどをして休憩をとりました。

阪神西宮駅より魚崎駅まで電車で移動すると、谷崎潤一郎が『細雪』を執筆したと言われる倚松庵へ行きました。谷崎が7年間家族と過ごしたと言われる昔づくりのたたずまいは趣がありました。また、庭で採れたハッサクをご馳走になりました。
次に、櫻正宗記念館の立派な造りの外観を見学しました。
最後に訪れた菊正宗酒造記念館【写真】では、精米の為の水車を見たり、酒造りの行程の説明を受けたりしました。お土産コーナーで買い物や、日本酒の試飲を楽しんでから、阪神住吉駅で解散となりました。

時間や距離的にもゆったりとしたウォーキングで、歴史的な解説もいただき、充実した楽しい学びの一日になりました!