【日創FW⑫】迫力がすごい!!~南大門・金剛力士像~

奈良フィールドワークへ行ってきました~(*^^*)

今回私が担当し調べた箇所は、「金剛力士像」です!





金剛力士像には「金剛杵をもつ神」という意味があり、「持金剛」ともいわれます。
甲冑(戦などの際に、戦士や体を守るために身につけていた武具)を
もつ上半身裸形の像で、東大寺だけではなく
全国の仏殿内の須弥壇や寺門等…いろいろなところに置かれているんですね~!!
左右に配したり置かれたりと格好もいろいろあるようです。
 

南大門にあるこの金剛力士像は、「仁王像」と呼ばれます。
源平合戦で燃えた後、東大寺復興に際して建てられた鎌倉時代初期の記念碑的造像です。
 

私は、当日みて、左右の像の口の形が違うことに気づき、
「ここにも『阿吽の呼吸』が使われている!」と印象に残り、改めて調べてみました。
 

阿吽の呼吸 とは・・・
口を大きく開ける「阿形像」、閉口の「吽形像」を「阿吽の呼吸」として、
一的に使用されている像の形のことです。
「あうん」と開口音で始まり閉口音で終わるので、
密教ではこれを法界万有で、菩提心と涅槃などを表すとされています。
 

当日実際に見てみると、
大変大きく迫力があるところや彫刻が細かいところにみどころを感じました。
鎌倉時代初期にたてられたというところを頭に入れておくだけでも
見たときの印象はずいぶん変わり面白かったので、奈良に行ったら皆さんも見てみてくださいね!