藤森神社の節分

日創の馬田です。平安神宮に続いて、藤森神社の節分をご紹介します。

藤森神社は、京阪では墨染、JRでは藤森の駅から歩いて5分ほど、
住宅街にある大きな神社です。

境内に入ると、太鼓演奏が行われる拝殿の前に、
竹(忌竹:いみだけ)と注連縄(しめなわ)で囲まれた場がつくられていました。



ここでいろんな願いが書かれた人形(ひとがた)が燃やされるのです。
甘酒をいただきながら太鼓演奏の時間を待ちましたが、
節分だというのにとても暖かく、待っていてもつらくありません。

6時に太鼓演奏開始。
大きなものから小さなものまでいろいろ、
太鼓をたたくバチもいろんなかたちがあり、
また叩くときの姿勢も様々です。



曲に合わせて、太鼓の配置を変え、また叩く人も変わります。
そばで見ていると、皆さんの顔に汗が光ってくるので、
体力の限界に挑戦しているのがよくわかります。



本殿で悪鬼をはらう追儺式(ついなしき)が行われた後、
神職の方々が、参拝者から納められた人形を燃やします。
人形には、いろんな願い事が書かれていて、
その願いが、煙とともに天まで届くように、ということなのだそうです。
炎と煙がたかく上がれば上がるほど、願いがかないやすい、とうことなのでしょう、
火の粉がたかく舞い上がっています。



それが終わると鬼が登場。
黄色と紫の2人?の鬼が、金棒を振り回しながら入ってきます。



雅楽の奉納をしたときの、迦陵頻伽(かりょうびんが、極楽にいるという鳥)の衣装を身につけた女の子たちが豆まきをして、鬼をやっつけました。



藤森神社の節分祭は、地元の人たちの手作り感たっぷりのものでした。
卒業生の I さんと直接話すことはできなかったのですが、
「去年からすっごく練習した?」とたずねたら、
「家で腹筋をしていました」という返事。
すてきなバチさばきを見せてもらいました。