【食文化学科】食文化を伝える特殊切手のご紹介

日本各地には、その土地に根差した独自の食文化が息づいています。
11月11日(お箸の日)に、特殊切手おいしいにっぽんシリーズ第2集(日本郵便)が発行となりました。
第 2 集のテーマは、札幌。
食文化学科の食文化科目担当の東四柳教授は、ここ数年の食文化シリーズに助言・監修として関わっていますが、
東四柳教授によるプレスリリースの解説とともに、切手をご紹介いたします。

おいしいにっぽんシリーズ 第2集

本シリーズでは、各集で一つの 地域を取り上げ、
その地域の食の定番に着目し、主に料理、菓子、食材、土産などをテーマにデザインしています。
今回の63 円シートでは、札幌で出会える名産品やスイーツ、 ソウルフードをモチーフとし、
84 円シートでは、北海道でおなじみの名物料理に焦点を当て、温かな世界観を表現しました。
また各シートの裏面には、北海道らしい窓外の景色が描かれています。
札幌の食の魅力は、なんといっても、伝統と革新のバランスが楽しめるところ。
札幌の街中には、いまも異国の食文化を柔軟に取りこんだ名物たちで あふれています。
また近代以降、酪農が盛んになる北海道では、牛乳、バター、チーズなどの良質な乳製品のみならず、
それらを使用したスイーツも古くから注目を集めました。
豊かな農畜産物や水産物の恩恵の下、
新鮮な素材本来の持ち味を生かした料理を存分に楽しむことができるのも、北海道ならではの醍醐味。
熱々のお料理たちが、身も心もしっかり温めてくれます。 
また札幌発祥の夜パフェも、いまでは全国に普及しつつありますよね。
歴史と風土に育まれた伝統料理から、少々ユニークな軽食まで、札幌の食はいつも鮮やかな シーンを見せてくれます。

日本郵便 特殊切手発行一覧 おいしいにっぽんシリーズ 第2集

和の食文化シリーズ と おいしいにっぽんシリーズ


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郷土食の魅力は何と言っても、その地域の自然環境の中で独自に育まれた
食材や調理道具の バラエティーの豊かさです。
なかなか旅行にも出かけにくい、こんなご時世だからこそ、
こんな切手を使って、久しぶりにお手紙を書いてみて、
遠くの食に思いをはせてみるのも一興かもしれません。
 
食文化学科の学びでも、郷土食は大事なテーマの1つです。
様々な地域を取り上げ、学生たちとディスカッションを楽しんでいます!