【食文化学科】産官学連携授業「食材の流通と生産を学ぶ ~徳島県を事例に~」

食文化学科・初年次セミナーⅡでは、12月1日・8日と2回にわたり、徳島県関西本部主任・妹尾真也先生にご来校いただき、徳島県の食材の流通・生産のプロセスについてお話いただきました。

 講義内容としては、食材の流通システムの流れ、市場流通と市場外流通の違いに関する解説にとどまらず、食材の旬を問わず、1年中、消費者に届けることができる出荷システムについても、懇切丁寧に解説していただきました。さらにイセエビを事例に環境負荷の少ない養殖漁業の推進状況、温暖化や炭疽病に対応した品種改良の概要についてのお話もあり、SDGsを意識した徳島県の取り組みなどについても、わかりやすく紐解いてくださいました。

何よりお料理好きな妹尾先生ならではのスタイルで、日常食のメニューと関連付けながら説明してくださったので、とてもイメージしやすい授業でした。食材の旬や産地に留意しながら、お料理を楽しむ食習慣を大切にしましょう、国消国産へのまなざし、いつも忘れないでいたいですね。

※徳島県の有名な特産物の1つ、「すだちくん」です。お魚料理には欠かせません!