【食文化学科】アントナン・カーレムグランプリ パリ美食コンテスト2位入賞

6月8日に大阪市内で開催された第6回アントナン・カーレム グランプリ パリ美食コンテストにおいて、食文化学科、中川ゼミ(製菓ゼミ)の近藤美咲さんの作品が2位に選ばれました。
 
テーマは、「フルーツとショコラ(アシェット・デセール)」。レストランデザート(コースデザート)として、レストランで想定されるコースメニュー内容を考えたうえで、コースの最後を飾るアシェット・デセール(皿盛りデザート)を競いました。
 
入賞した近藤さんの作品のタイトルは、Glace au 柚子 ーTerreー。
 
「自然」をイメージし、クラムを「大地」、柚子のアイスクリームを「地球」、シュクレ・フィレを「空」に見立てて表現し、カーレムの立体的な盛り付けを意識しました。青柚子を使い、初夏らしくさわやかなデザートに仕上げました。とのことです。柚子のアイスクリームはホワイトチョコレートで覆われています。
 
食文化学科の中川ゼミ(製菓ゼミ)は、例年、参加希望の多い人気ゼミのため、入るのも大変です。昨年、食文化学科では新たに製菓や食育・調理科学分野のゼミ活動のための実習室が整備されましたので、今年度からはそこで、3年生、4年生が集まって、練習に励んでいます。
 
9月のオープンキャンパスでは、この中川ゼミ(製菓ゼミ)が考案・製作したスイーツを、スイーツキャンパスとしてご披露します。お越しになる方は、ぜひ、楽しみにしてください!

近藤さんより受賞しての感想

製菓コンテストへの参加が初めてだったので緊張しました。プロの方々の作品はどれも素晴らしく圧倒されました。参加できただけではなく、ゼミのメンバーと日々試行錯誤を重ねた結果、成果を上げることができ、とても嬉しく思います!

製菓ゼミからの参加作品

1.ラム酒香るショコラ・フォンダン ~チェリームースを添えて~

テーマであるチョコレートをたっぷり使用したお菓子を作りたいと考え、チョコレート特有の濃厚さを惜しみなく味わえるフォンダンショコラに決めました。甘いだけでなく、さっぱりとしたアクセントを加えるため、初夏が旬の酸味の効いたアメリカンチェリーのムースを添えました。食後のアクセントとして、アーモンドチュイールも一緒にお召し上がりください。

2.南国の島~パッションソース添え~

アントナン・カーレムと言えば、シュー、エクレア、シャルロットのイメージがあり、どれかを使ったデザートを作りたいと思いました。その中でアシェットデセールとして、重すぎず、多すぎないようように考え、シューを選びました。そのシューをメインとしてパッションボンボンと合わせ、太陽のようなひまわりを表現しました。フルーツはパッションをメインとしてソルベ、ボンボン、ソースに使用しました。見た目だけでなく、甘みもありつつ、酸味もあることで、夏、南の国をイメージし、作成しました。

3.夏のお便り

フルーツは5月~6月に旬を迎えるライチを使用しました。ライチの特徴であるジューシーな味わいと唯一無二の甘さをぎゅっと凝縮したソルベです。ライチソルベにはお砂糖を使用していない為、ライチそのものの甘さを味わうことができます。そこにジャスミンのジュレを纏わせることで、華やかな香りを加えました。是非オレンジコンフィと一緒に召し上がり下さい。ジャスミンのお花をホワイトチョコレートで、爽快な風をパッションソースで表現しました。全身で夏を感じられる一皿です。

5.Tropical et fleurs

暑い時期のデザートなので、さっぱりと食べて頂け、南国を感じられるようにしました。ココナッツのムースにセンターにパイナップルゼリーを入れることで南国を感じられ、チョコのお花を上に浮かせることで華やかさを演出しました。ココナッツやパイナップルなど南国のフルーツとチョコのお花を使っていることから、Tropical et fleursという名前にしました。