看護学科「多文化共生看護学」授業でMinamiこども教室を訪問しました

看護学科

ちょっと前のことになりますが、看護学科の「多文化共生看護学」の授業で、5月13日と20日の2度にわたり、大阪市中央区の「Minamiこども教室」へ行ってきました!

「Minamiこども教室」は、外国にルーツをもつ子どもたちのための学習支援教室です。日本語での学習に困難を覚えたり、仕事が忙しい保護者との時間がもてず、夜間も一人で過ごしている子どもたちが多いため、地元の小学校とNGOが共同で外国にルーツをもつ子どもたちの居場所を作ったのです。

私たちは1回目の訪問で外国にルーツをもつ子どもたちの生活上の課題を学び、2回目の訪問では子どもたちに清潔や個人衛生についての授業を実施させて頂きました。

私は、男の子の 個人衛生と養護教諭はどんな仕事なのかについて授業をさせて頂きました。
まず、男の子の 個人衛生の授業では、頭から足の先までの洗い方を絵を使い伝えました。始めはとてもはしゃいでいた男の子達でしたが、途中からは男の子たちは真剣に授業を聞いてくれ、積極的な発言が飛び交いました。

養護教諭の授業では、養護教諭がどのような仕事をしているかを質問形式で伝えました。子ども達は積極的に手を挙げ色々、養護教諭に感じていることを伝えてくれました。

私は今まで、外国にルーツを持つ子ども達と関わりを持つことはなかったけれど、このボランティアを通して日本の子どもも外国にルーツを持つ子どもも素直なことは変わりないことがわかりました。また、外国にルーツを持つ子どもたちを取り巻く環境では、毎日お風呂に入ったり歯を磨く習慣がない、日本語がよくわからないため子どもが熱を出しても親が病院へ連れて行けないこと等があることを知りました。

これらのことを、一回目に訪問した時に聞いた上で翌週に個人衛生の指導をしました。しかし指導はしたものの、家庭の事情で親からお風呂に入らなくてもいいと言われる子どももいるのではないか、と考えたりもしました。そのため、洗うことによる意義や価値を子ども達に伝え、身体の清潔の保持を継続してできるようになったらいいなという思いを抱きながら、子ども達に指導をしました。

看護学科学生・SO

写真提供:(特活)関西国際交流団体 協議会

紹介記事:(特活)関西国際交流団体協議会
『Minamiこども教室へ梅花女子大学の学生さんが訪問されました』