【管理栄養学科】株式会社Mutter様との産学連携授業を行いました!

こんにちは、管理栄養学科で食品衛生学を担当している林です。
林ゼミでは、今年度、神戸・西宮を中心にアレルギー対応食事業を展開されている株式会社Mutter様と、誰もが安全安心に食べられ、栄養価にも配慮した新しいおやつの開発に取り組むことになりました。4月28日の「卒業研究Ⅰ」の授業では、代表取締役社長の武市様と店長の小坂様にお越しいただき、ゼミ生たちに、創業への想いやこれまでの取り組みなどについてお話いただきました。
 
武市様の二人のお子様に食物アレルギーがあり、独学でアレルギー対応食の勉強を始められたことがきっかけで、食物アレルギー対応のカフェや特定原材料(卵・乳・小麦・落花生・そば・えび・かに・くるみ)不使用ケーキとデリの持ち帰り専門店とそのための専用工房、さらには、日本で唯一の特定原材料不使用ケーキとデリの冷凍自販機を開業されたこと、その根底には、アレルギーがあってもなくても、誰もが安全安心でおいしいものを選んで食べて欲しいという、母親(ドイツ語でMutter)の想いがあることなどをうかがいました。
 

その後は、ゼミ生たちの自己紹介を行い、趣味や好きな食べ物の話で盛り上がりました。好きな食べ物では、卵や小麦粉など、特定原材料が含まれているものが多いことも認識できました。また、アレルギー対応のケーキを実際あまり食べたことがないので、Mutter様の商品を試食させていただきました。今回は、「てがみ」というすてきなネーミングのクッキーサンドと、ケーキのアソートセットをいただきました。冷凍品を自然解凍していただいたのですが、クリーム部分がとてもなめらかで、フルーツやチョコの香りや味もしっかり味わえて、そのおいしさにゼミ生たちも大満足でした!
 
 
最後に、「ケーキとは一体何か」について、ゼミ生それぞれ考えをまとめてくる課題を出していただき、産学連携の初回授業を終えました。
 
ゼミ生たちの感想を紹介します。

実際にMutterさんとお話しして今後のゼミ活動がより楽しみになりました。

アレルギーに対する思いを深く聞くことができとても勉強になりました。私も新商品開発を行う際は細かい部分までこだわっていきたいなと思いました。

今回、Mutterさんのお話を聞いてアレルギーについてもっと知っていきたいと思いました。また、実際にアレルギーをもっている子供達がどのような思いを持っているかも知りたいと思いました。どのケーキも卵、小麦粉、牛乳など使っていないとは思えないほど美味しくてびっくりしました。スポンジのしっとり感やクリームのなめらかさもしっかり感じられて大満足でした。

今日のお話を聞いて、アレルギーの大変さについて勉強になりました。普段食べているケーキとは違ったおいしさがあり、非常に楽しかったです。自分は乳糖不耐症でケーキなど乳製品のものを食べると腹痛を起こしてしまいます。しかしアレルギーではないため、学校給食も周りと同じものを食べ、毎日腹痛で苦しんでいました。アレルギーではないですが、アレルギー対応食品を食べることは自分にとって安心の一つになっていました。だからこそアレルギー対応食品が当たり前になると、アレルギー以外で困っている人も救える機会が増えると思いました。

 
今後の連携授業の展開が楽しみです!
株式会社Mutterの武市様、小坂様、有意義な授業とおいしい試食をありがとうございました。