保健師コースの学生が関西空港検疫所実習に行ってきました

  2023年度から保健師コースの学生は、公衆衛生看護学実習の一環として関西空港検疫所で実習することになりました。海外からの感染症の侵入を防止して健康・安全を確保するための各種業務の説明と施設の見学をしました。
 衛生業務の説明では、海外で流行している検疫感染症等の国内への侵入・まん延を防止するため、空港区域内において、感染症を媒介するバクター(蚊やネズミ)の生息状況及び病原体保有状況の調査についてお聞きしました。蚊やダニ、ネズミが病気を媒介するということや、蚊の種類によって病気が異なることから、蚊の生態を理解して保健指導が必要なことなどについて学ぶ機会となり、今後の保健指導に活かせる学びを得ることができました。また、看護職の検疫官の皆さんの凛とした素敵な制服姿を見て、今後の進路の選択肢として検疫所を考える学生が増えたようです(?!)。
感染症の疑いがある場合、防御服を着て対応されることから、看護職のトップである上席空港検疫看護管理官からご指導いただき、防御服着脱の演習をしました。エアコンが効いた部屋での演習でしたが、体験した学生は防御服、マスク、フェイスシールドを着けるとかなり暑く、動きにくさを感じるようでした。

蚊の幼虫の標本を見せていただいている場面です。最初は引き気味でしたが、看護師の方に楽しく説明いただき、興味津々で質問していました。