【管理栄養学科】調理学実習Ⅱを行いました

調理学実習Ⅱ(1年生)では、調理学実習Ⅰで学んだ基本的な知識を確認しながら、調理技術と行事食の習得、栄養価計算と栄養バランスについて前期より深く学んでいます。

日本料理では、蒸し器を使い赤飯や茶わん蒸しを作りました。巻き寿司やいなり寿司、いわしを手開きしてつみれ汁も作りました。行事食としてお正月のお節料理とお雑煮も作り、今年のお正月でもう一度作った学生がいるかもしれません!前期より手の込んだ日本料理でしたが、班員で分担・協力して作ることができました。
 
中国料理では、前期で学んだ中国料理名の漢字の意味を理解しながら、切り方にも注目して調理しました。焼き豚から調理し、本格的な炒飯も作ったり、抜絲地瓜の糸が引くような飴に苦戦しながらも上手く仕上がりました! 

西洋料理では、コーンスターチの調理特性を学びながら、ブランマンジェを作りいちごをつぶしてソースにしました!行事食ではクリスマスといえば…ローストチキン、ブッシュドノエルを作りました。ブッシュドノエルはガナッシュクリームが濃厚でおいしく、飾りつけは各班それぞれとてもかわいく仕上がりました!いちごでサンタさんを作っている班もいました♪


後期になると、包丁・調理器具の扱いもスムーズになり、班での役割もその都度考え協力してできています。盛り付けも味もとても良い仕上がりになりました♪
栄養価計算にも慣れ、PFC比計算も食材に含まれる栄養素のことを考えながら、”真剣に黙々”と!わからないところはお互い教えあいながら取り組んでいました。

12月3日の調理学実習Ⅱ(1年生)では、北海道糖業株式会社・吉田敦先生から「砂糖と甘味料について」の特別講義がありました。
毎年、講義内容が学生からとても評判がよく、今年も来ていただきました。

写真:てん菜

写真:講義風景

てん菜から砂糖になるまでの工程、砂糖の種類、特性、温度による変化等について学びました。(写真:てん菜)
管理栄養士国家試験の過去問をわかりやすく取り入れた内容で、甘いだけではなく食品にもたらす様々な砂糖の特性を教えていただき、普段から身近な砂糖をより深く知ることができました。講義時間が短く感じるほど、有意義な時間でした。(写真:講義風景)


【学生の感想】
「てん菜糖は、健康志向の人々や環境に配慮した生活を目指す人々にとって、理想的な甘味料の一つだと感じました。これからは、単に甘さだけを求めるのではなく、栄養価や産地についても意識しながら砂糖を選びたいと思います。先生の講義はとてもわかりやすく、砂糖について再復習ができてよかったです。代替甘味料についてのお話がとても印象に残り、成分表を見てみると先生がおっしゃっていたことが書かれていて関心し、より興味を持つことができました。」
「てん菜粉などは授業で聞いたことがありましたが、実際の写真と育て方を知ることが出来ました。食物を育てる上で、ずっと同じ作物では育ちにくくなり、連鎖障害が起きてしまうことも初めて知れました。砂糖の作り方も材料が違うだけでどれも同じだと思っていましたが、てん菜とサトウキビで、抽出するか、圧搾するかなど分かれていることにも驚きました。ヨーグルトが好きで、今までは毎日食べていればそれだけで腸内環境が整うと思っていましたが、今日の講義を聞いて野菜も取ることでより良くなり、大切だなと改めて学びました。凄く実になる話ばかりで、このような場を設けて頂けてありがたかったです。」

学生たちは砂糖と甘味料について深く知ることができ、更に興味を持ってたくさん学ぶことができました。貴重な講演ありがとうございました。
2年生になり、学習内容もより専門的になってきます。この講義の内容を理解したうえで更にレベルアップして取り組んでいきたいと思います!