【日本文化学科】中之島でフィールドワークを実施しました!

5月11日(日)、大阪の中之島周辺で学外実習(フィールドワーク)を実施しました。

「歴史文化フィールドワーク」という授業の一環で、事前に作成したオリジナルガイドマップを持って出発!

江戸時代、「天下の台所」と呼ばれていた大阪には、全国から様々な特産品や物資が集まり、日本経済の中心として大いに繁栄していました。

  
加島屋跡:梅花女学校の設立に貢献した豪商  淀屋の碑:「天下の台所」の基礎を築いた淀屋家の記念碑

そんな大阪(当時は“大坂”)には、やはり全国各地から大勢の知識人が集まり、学問の結節点としての役割も果たしていました(“大阪で最も古い女学校”である梅花女学校も、この地に設立されました)。

梅花女学校発祥の地:創立者である澤山保羅の記念碑がある

国内唯一の蘭学塾遺構として知られる「適塾」(=国指定重要文化財「旧緒方洪庵住宅」)も中之島の地にあります。現在、内部の見学が可能となっており、かつての知識人たちが医学・薬学等を学んでいた痕跡や日々の生活の爪痕を垣間見ることが出来ます。

適塾(旧緒方洪庵住宅)
 
福沢諭吉や大村益次郎といった多くの有名人を輩出したことで知られる適塾ですが、なかでも今回のフィールドワークで一番の驚きだったのが、適塾の卒業生リストの中に「手塚良庵(良仙)」の名があったことでした。彼こそ日本漫画界の巨匠 手塚治虫の曾祖父にあたる人物なのだそうです!彼もまた適塾で医学を学んでいたのですね。
医師免許を持っていることでも知られる手塚治虫の言わずと知れた名作『ブラックジャック』。その源泉を中之島で発見しました!!

大阪の歴史、母校である梅花女子大学発祥の意義、さらにはアニメ・漫画作品の成立背景にいたるまで、多種多様な学びに触れることができ、とても充実した1日となりました!!

【日本文化学科では、2026年度から新たに「アニメ・映像文化専攻」が加わります!】
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