【日本文化学科】梅の実

梅花女子大学には卒業生が残してくれた梅の木がたくさんあるので
梅の実が収穫できます。

現存する日本最古の歌集である『万葉集』には、坂上郎女が
「風に交じって雪が降っても、まだ実らない我が家の梅を花だけで散らしてはいけません」と詠んでいます。
春に凜とした花を咲かせた梅の木が、立派な実をつける季節になりました。


 
   大伴坂上郎女の歌一首
風交(かぜま)じり雪は降るとも実にならぬ我家(わぎへ)の梅を花に散らすな(巻8・一四四五番歌)
風交 雪者雖零 實尓不成 吾宅之梅乎 花尓令落莫