3年生 母性看護援助論 ~母と子の生命を守り、生活を支える看護ケアについて~

  3年生の科目の一つ、母性看護援助論についてご紹介します!
 母性看護援助論では、妊娠・出産・育児を支える看護を学びます。講義で、妊娠・出産・産後・新生児に関する基礎知識と看護について学習します。演習では、臨地実習に向けて技術習得や、看護過程の展開を行います。
<赤ちゃん人形にドキドキ…初めての抱っこ体験!>
 胎児期から新生児期までの赤ちゃん人形を実際に抱っこし、大きさや重さを体験します。 
 胎児期の人形は妊娠12週で約25gの赤ちゃんから、妊娠24週で約700g、妊娠35週には約2500gの赤ちゃんへと成長していくとてもかわいい人形です。
 また、新生児人形では、抱っこ以外にも、心拍や呼吸、体温の測定、おむつ交換等、実習にむけた技術演習をします。
 「えっ、こんなに重いの!?」「首がぐらぐらする!」といった声も聞こえてきました。
 初めて抱っこする赤ちゃん人形に、みんな緊張しながらも笑顔です。知識だけでなく“体験”を通して学べる貴重な時間です。

<「ウェルネスの視点」に触れ、対象者の“力”に目を向ける>
 看護過程展開の演習では、事例を用いて、実際に看護に必要な情報を整理し、アセスメント(分析)し、看護ケアの立案を行っています。母性看護は、対象が健康な人である場合が多いので、強みを活かしてより良い健康状態を目指した看護診断を導入することで、対象の特徴を捉えたケアの看護過程が書きやすくなります。
 初めはウェルネスの視点が難しかった学生さんたちも、徐々に理解を深め、対象者の強みに目を向けられるようになっていきました。母親だけ、赤ちゃんだけでなく、両者をみていく視点、また、育児期を見据え家族看護の視点も大切です。母親が安心して育児できる環境をどう支えるかを考える機会にもなりました。
 
 母性看護って、こんなに奥深い!と楽しんで学びを深め、4年生での臨地実習も頑張りましょう!