こんにちは。食文化学科です。
後期の授業が始まり、3年生では総合調理実習が本格化して参りました！　上の写真は、総合調理実習の授業初回に西洋コース料理を各グループで考案してシェフの先生にアドバイスをいただき、次の回で試作しているところです。

食文化学科の調理師養成課程では、１年生で基本的な基礎調理実習Ⅰ・Ⅱ、2年生で本格的な専門調理実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを受講し、2年間で、ほぼ調理技術についてはしっかりと身に付けてもらいます。そして、その技術を基に3年生の総合調理実習では、自分たちでコース料理を考案したものを試作し、改良を重ねて、最終の完成したコース料理を教職員や学生たちに試食販売・提供しております。また、同時に1年生からの基礎のパティシエ実習も始まります。こちらの2年生からの専門のパティシエ実習からは必修ではありませんので、希望する学生のみ続けることができます。
 

総合調理実習 第１回目の授業ではガイダンス後に、シェフの板倉先生が考案されたまかないコース料理を学生たちでつくりました。学生たちにとっては、はじめての大量調理でして、どのような段取りでコース料理を進めていくのか、その過程を知るための大切な実習になります。大量調理ならではの調味料の調整の仕方や、コース料理の一皿の分量や見映え等も、すべてが学びになります。

学生たちは、西洋コース料理、中国コース料理、日本コース料理の全てのメニューを全１５回の授業の中で順序立てて考案していきますが、試作するのはグループ単位になります。例えば、西洋料理のオードブルが担当グループになれば、考えてきたオードブルを一人ひとり持ち寄って、一つのお皿をどんな風に盛り付けていくのか、形にしていくのか、先生や助手に相談をしながら決めていきます。基本的には、学生自身が考えているものを大切にしつつ、時間内に仕上げられるように、教員たちがサポートしていきます。

また、一方では、座学担当の 教員が献立作成法の講義をおこない、コース料理のため見映えは重視しますが、分量の調整、栄養価の偏り等がないのかを、栄養価計算、PFC比バランス等を学びながら確認します。もちろん、食材の発注も自分たちでおこないます。そして、テーブルコーディネートやサービス等も実践を含めおこなっています。
今回は、総合調理実習のガイダンス時のまかないコースと西洋コース料理の試作の一部を紹介しました。今後、本番へ向けて、学生たちが改良を重ね完成させていきます。前期同様、何らかの方法でコース料理の完成版を発信していきますので、楽しみにしておいてください。

さて、現在、受験生の皆様にとって、入試の時期に入っております。
季節の変わり目になっておりますので、くれぐれも体調を崩さないように気を付けて、この大事な時期を乗り越えてくださいね。
また、今後のオープンキャンパスの予定は下記の通りです。
１、２年生の皆様もぜひともお越しください。教員一同、お待ちしております。

◇オープンキャンパス　１１月１６日（日）
　https://garden.baika.ac.jp/event/schedule/251116.html

◇オープンキャンパス　１２月２０日（日）
　https://garden.baika.ac.jp/event/schedule/251220.html