【日本文化学科】もちとすすきと名月と

十五夜のお月見気分を楽しみたくて、日本文化学科のコミュニティールームに、すすきを生けました。
今年の十五夜(旧暦8月15日)は、10月6日でした。満月は、その翌日だったそうです。
明るく美しい中秋(ちゅうしゅう)の名月、皆さんはご覧になりましたか。



今夜は名月だから月見をしたいと思ったが眠い。
夕食後、床(とこ)へ入りかけたところを、月が出たからとの報(し)らせで二階へ上る。
どこから持って来たのか芒(すすき)に餅(もち)も供え、縁(えん)に出ている。
かすみながらも円(まる)い月がのぼっている。
   横光利一「名月の夜に」



小説家・横光利一は「名月の夜に」と題した随筆の最後に、「ときどき一年に二三度は名月が出て人々に休息を与えてほしいと思う。」と記しています。
名月といえば十五夜ですが、実は、ひと月後の十三夜(旧暦9月13日)も美しい月として知られています。
今年の十三夜は11月2日です。皆さん来月もぜひ、お月見をお楽しみくださいね。


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