【心理学科】 お彼岸の不思議な力:先祖を想うと“能力”が上がる?

春分・秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる季節の節目です。
日本では古くから、この時期にお墓参りをする“お彼岸”の習慣がありますが、
じつはこの“先祖を想うこと”には、驚くべき科学的メリットがあるのをご存知でしょうか。
Fischerら(2011)の研究では、自分の先祖について考えるだけで、知能テストの成績が向上し、自信(自己効力感)が高まる“アンセスター・エフェクト(祖先効果)”が確認されています。
過酷な時代を生き抜いてきた先祖の存在を意識することで、「自分にもその力が受け継がれている」という無意識の安心感が生まれ、心理的なリソースとなるのです。

お彼岸は単なる伝統行事ではなく、自分自身のポテンシャルを引き出す絶好の機会かもしれません。
この春分の日には、ぜひぼたもちをほおばりながらご先祖様に手を合わせ、自分の中に眠るルーツの力を再確認してみてはいかがでしょうか。
Fischer, P., Sauer, A., Vogrincic, C., & Weisweiler, S. (2011). The ancestor effect: Thinking about our genetic origin enhances intellectual performance. European Journal of Social Psychology, 41(1), 11–16. https://doi.org/10.1002/ejsp.778