食文化学科
2018.09.25
食文化・中東の旅②
みなさま、こんにちは、関野です。
中東の旅、第2弾です。
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4)中東の食文化
国民の多くがイスラム教徒なので豚肉はご法度、
羊肉、鶏肉、ひき肉のケバブは炭で焼かれ、炭の香りを味わいながらいただきます。
トマト、キュウリが切り方を変えて色々な形で出てきます、
この乾燥と暑さで美味しく沢山いただきました。
上写真手前右はMOUTABELと言うペーストで
焼きなすをつぶしニンニク、ヨーグルト、オリーブオイルなどを混ぜたもので
野菜や肉にかけたり、そのまま食べたり、美味しかった!!
レモンミント汁です、酸味があるのでこの暑い季節に最高。
ミントのすっきり感が紅茶などの飲み物にも多用されています。
ザクロの季節でジュースが売られ
汗を多量にかくこの季節、酸味のあるフルーツは最高。
ヤシ科常緑高木のナツメヤシのプランテーションがあちこちにありました。
果実はデーツと呼び中東、北アフリカでは主要な食品で
日常的に食べられ世界中に輸出しています。
デーツはコーランでは「神の与えた食物」、
旧約聖書では「エデンの園の果実」として記載され
数千年前から灼熱地域で暮らす人々の生活を支え健康を作ってきました。
鉄、カルシウム、カリウムなどミネラルや食物繊維が果実の中でもトップクラスで
ビタミン類も多く含まれ、
日本でもデーツの持つ高い栄養価と独特のとろみに着目してソースなどの
原料として使用されています。
オリーブの木もたくさん植えられ、
原産地はここ地中海沿岸のシリア周辺と言われています。
やせた土地に実をつけ、800~1000年生き続けるため砂漠に向いている作物、
大切に育てられています。
昔からオリーブ油は燃料と薬として使われ
乾燥した皮膚を守るために皮膚に塗っていました。
本学に勤めるまで、聖書とは無縁でしたが何十年も勤めると聖書に興味がわき
その世界を堪能できる場所に行きたくなり長年の夢をかなえました。
世界3大宗教の聖地エルサレムを訪ねて
イスラム教とユダヤ教の世界も少し理解ができるようになりました。