◆『エリザベート』観劇会

舞台芸術表現学科で「ミュージカル入門」などの授業を担当している、中本千晶です。
11月1日、宝塚大劇場で絶賛上演中のミュージカル『エリザベート』の観劇会が行われました。
ウィーンで誕生し、1996年に宝塚歌劇によって日本初演された『エリザベート』は、今では多くのミュージカルファンに愛される人気作となっています。
ちなみに私は初演を観た時、感動のあまり帰りの新幹線の中でずっと震えが止まりませんでした…。
「タカラヅカって、すごい!」という、この時の衝撃も、今に至る宝塚歌劇への探究心の原点となっていますから、私にとっても大切な作品のひとつです。

観劇会ではみんな普段より少しお洒落をして、非日常の時間と空間を楽しんでいる様子でした。
翌日、どうだった?と感想を聞いてみると、みんな口々に「とっても面白かったです!」と満面の笑み。

「ルドルフとトートの歌(=「闇が広がる」)が一番好き!」
「髭の人(=ルキーニ?)がカッコよかった!」
「衣装がめっちゃ綺麗!」
「セットの転換もよく見えて面白かった!」
「劇団四季との演出の違いもわかった!」

などなど、様々な視点からの感想が飛び出しました。
実をいうと前日ぐらいから「みんな、楽しんでくれるかなあ」とソワソワしていた私なのですが(『エリザベート』オタクあるある、ですね(笑))、そんな心配は杞憂だったみたいです。
そして、
「結局エリザベートは最後にトートを愛したのですか? この物語はハッピーエンド?」
という鋭い質問も出ました。

一方、55年ぶりのタカラヅカで「年甲斐もなく、感動してしまった…」という上村幸弘先生からは、
「トートは、エリザベートの心の内にある存在なのでは?」
という、これまた鋭い質問が。

はてさて、トートとはいったい何者なのか?
そのあたりのことも、これからの授業で深掘りしていきたいと思っています。