食文化学科
2018.08.31
食文化・北前船の旅②
北海道、東北にのこる北前船の足跡を訪ねる旅の第2弾です。
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2)東北
① 秋田 土崎みなと歴史伝承館
秋田土崎湊は秋田杉、米などを運び出す港で日本海北部の要港として栄え
北前船寄港地になりました。
土崎には酒田、加賀名が付く旧町名や
越後さん、越前さんなどの旧国名が付く名字があり
北前船が人と文化を運びました(パンフレットより)。
② 新潟 北前船の時代館旧小澤家住宅
小澤家は江戸時代後期から米穀商で回船経営に乗り出し
港に関わる様々な事業を興しました。
港町新潟を支えた代表的な商家の一つです。
旧小澤家住宅の近くに金刀比羅神社がありました。
江戸時代から明治にかけて日本海で活躍した北前船の模型が
28点収められている神社で
当時の船主や船問屋たちが航海の安全を祈願して奉納したものです。
平成29年に北海道から広島県にある北前船ゆかりの11の市町が
日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」
に認定されました。
北前船は江戸時代から明治にかけて北海道・東北と西日本を結んだ経済の大動脈。
北前船が運んだ繁栄や文化の伝承は寄港地に独特な個性と魅力を残しました。
これらを探る旅は楽しく興味がつきません。