【日本文化創造学科フィールドワーク・清水坂⑪】鳥辺野を歩く

こんにちは。
日本文化創造学科のカマボコです。

先日、観光フィールドワークの実習にて、清水坂を訪れ、鳥辺野(鳥部野とも)を歩きました。



鳥辺野はタイトルにもあるように、京都三大葬地のひとつとされています。
写真でお察しの通り、墓地です。

平安京が開都されてから葬送地として利用されており、清少納言が仕えた一条天皇の皇后定子のような貴人から庶民まで、多くの人が葬られてきました。



江戸中期まで、庶民の墓には墓石を置く習慣がなく、せいぜい卒塔婆程度であったようで、古代末期から近世初期の鳥辺野の景観は殺風景なものだったそうです。

どれほど当時の鳥辺野が殺風景なものだったかは、広大なこの地に一度足を運んで体感していただければと思います。