【日本文化創造学科フィールドワーク・清水坂③】南無阿弥陀仏と空也上人像

こんにちは!
日本文化創造学科3年生の玉田と永倉です。

先日、観光フィールドワークへ清水坂周辺を歩いてきました!

今回は、私たちが担当して調べた「空也上人像《六波羅蜜寺蔵》」について紹介していきます。
空也上人は世の中に「南無阿弥陀仏」の念仏を説いて広め、「阿弥陀聖(あみだひじり)」「市聖(いちのひじり)」と呼ばれた偉大な僧です。


上の写真は空也上人像が納められている六波羅蜜寺です。

到着した私たちは本堂を抜けて、宝物館の見学をしました。
宝物館には、重要文化財を含むたくさんの仏像が大切に保管されており、見学することができます。

こちらが空也上人像です。


(画像)『空也上人像(六波羅蜜寺蔵)』:石井義長『空也 我が国の念仏の祖師と申すべし』(ミネルヴァ書房、2009年)より引用

空也上人像は大仏師運慶の四男である康勝の作で、その瞳には水晶が使用されており、近くでみると輝いているのがわかります。腕には血管の筋が精巧に再現されているなど、卓越した技術を垣間見ることができました。学芸員さんが、鎌倉時代の最高傑作と言われているとおっしゃっていましたが、納得です!

口から吐き出されている小阿弥陀仏像も間近で見られて大満足でした~。
皆さんも是非、六波羅蜜寺の宝物館を訪れた際には注目して見学してみてくださいね~!