食文化・レブンアツモリソウに誘われて①

みなさま
こんにちは、関野です。

6月のレブンアツモリソウに誘われて北海道礼文島に行ってきました。
稚内からフェリーで2時間ほどです。

1)稚内
北海道本島最北のまち、宗谷海峡をはさんで東はオホーツク海、西は日本海に面しています。



「日本最北端の地の碑」は宗谷岬の突端にあり、北国のシンボル北極星をイメージした碑です。
天気が良く、ここから正面にサハリンの島影が見えました。



間宮林蔵(1780~1844年)が樺太に行った時の出港地の碑が稚内にありました。
彼は樺太が島であることの確認と間宮海峡を発見した探検家です。



稚内は昭和20~40年代底曳網(そこびきあみ)漁の前線基地として、
国内各地から人が集まり活気に満ちあふれていました。
上写真旧瀬戸邸は、底曳き漁業が活気にあふれていた
昭和27年に底曳きの親方瀬戸常蔵が建てました。

北海道の日本海沿岸は昔からニシン漁場として有名で、
稚内は江戸時代から宗谷場所にニシン漁場がありニシン魚が盛んでした。
戦後から昭和40年代になると稚内の底曳き漁業が日本の食卓を支えたと言われています。

200海里規制以降「獲る漁業」から「育てる漁業」へと
水産資源を永続的に有効活用する方向に活路を求めて現在は漁業をしています
(稚内市教育委員会ホームページ許可済み)。



福岡の辛子明太子のタラコは稚内のスケトウダラでしたが、
スケトウダラが枯渇し漁船は80から8隻に激減したそうです。
今、漁師はホタテの養殖で生計を立てホタテ漁船が港のそこかしこに停泊していました。
ホタテラーメンのお店は地元人と観光客で満員、
あっさりコンブ味で喉を通るときコクを感じます。

利尻コンブは利尻、礼文、稚内で獲れるコンブの総称で7~8月の2か月間が収穫時期、
7~8月は忙しくなるので6月に夏祭りをするそうです。
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つづく