老犬ホーム”あん”さんに見学に行ってきました!

みなさんこんにちは。心理学科の渡邊です。

梅雨明けの日曜日に、京都府京丹波町にあります、老犬ホーム“あん”さんに昨年に引き続き見学にお邪魔してきました!心理学科の学生1~3年生が10名余り参加してくれました。

当日は予想していた以上に暑く、なかなか学生たちも大変だったと思いますが、その熱気以上に熱烈に歓迎してくれたワンコたちのおかげで、終始なごやかにふれあいの時間を過ごさせていただきました。老犬たちの健康状態を考慮し、ふれあいは短めでしたが、みんな元気いっぱいです!

またふれあいと施設の見学に先立ち、ホームの代表である福島さんから貴重なお話を聞かせていただきました。

「犬が苦手な犬はいないんだ!」というお言葉が僕は最も印象に残っていまして、3日もすれば新入りのワンコも先住犬の【群れ】の中に溶け込んでしまうそうです。また飼い主さんと一緒に生活している時は噛み癖が酷かったワンコも、先住犬たちがビシッと「しつけて」くれるそうで、福島さんは先住犬たちを信頼して任せている部分も少なくないんだとか。驚きです。

また現地は老犬ホームだけではなく、乗馬施設やカフェ、雑貨屋さんなどもあり、その一画で色々なことが楽しめるようになっています。

開発されている会社の方にもお茶を頂いたりレクチャーの場所を提供していただくなど、大変お世話になりました。ありがとうございました!

以下に少し長くなりますが、参加した学生の感想を原文のまま掲載したいと思います。

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  NPOなどの愛護団体のようなところとは全然違っていました。

  様々な理由で一緒にいれなくなった老犬を預かる施設なので、言ってしまえば「動物で金儲けをしてる」かもしれないけど、そこには確かに犬へのものすごい愛情と人と動物のよりよい関係作りの想いがあるんだなぁと福島さんの話を聞いて思いました。

  ボランティアの動物愛護活動などは、人間と動物どちらか片一方が重荷を背負っているようなイメージがあります。今日、幸せそうな犬と、辛いこともあるけどやりがいがあって楽しいと話す福島さん達を見て、人間も動物もどちらも本当の意味で平等に幸せでいられる1番の近道ではないかなと感じ、とても勉強になりました。

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動物も人と同じように環境によって性格や行動が変わることを身を持って感じることが出来ました。特に犬は人に忠実な為に何があっても我慢しているのを想像すると何とも言えない複雑な気持ちでした。やはり動物は可愛いだけで飼うのではなく、その子を理解し最後まで愛情かけて育てていくべきで、そう言える人が一人でも多く増えることを願っています。

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とても楽しかったです。

わんちゃんが人懐っこくて可愛かったです。

自然豊かなところでのびのびと幸せそうだなと思いました。

また機会があれば行きたいと思いました。

貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

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今まで、老犬ホームという存在があることも知らなかったし、そういった施設に正直、あまりいい印象はなかったです。ですが、今回見学に参加してみて、老犬たちが生き生きと生活できているところが見れて印象が変わりました。また犬のことを考えたら、歳をとってきたらここの老犬ホームにいたほうが犬にとっては幸せなのではないのかなと思いました。

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老犬ホームと聞いたので暑さもあり、もう少し元気のない感じかなと思っていたので触れあった犬たちが元気すぎてビックリしました。環境がよくて犬たちが生き生きしてるなと思いました。

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私は老犬ホームと言うものがあることを知りませんでした。どういう仕事をしているのかすごく興味があったので今回の見学会に参加しました。

現地に行ってみると想像とは違ってすごく自然に囲まれたところでした。スタッフが少ない中46頭の犬を保護しており、それぞれ老犬ホームに来た理由が違いました。認知症の犬や虐待を受けた犬、殺処分される寸前だった犬、飼い主が亡くなってしまったなど、犬からしたらすごく辛いことばかりでした。

老犬ホームなので、寝たきりの犬とかが多いのではないかと思っていましたが、みんなすごく元気で、本当に老犬なの?っていうぐらいに歩き回っていました。目が見えていない犬も何匹かいましたが、それでも元気に動いていて、目が見えないからと言って何も出来ないと決めつけてはいけないなと改めて感じました。止む得ず老犬ホームに連れて行った方も多いと思います。たまに犬に会いに来てくれる飼い主さんもおられ、犬はすごく嬉しそうにしていると聞いた時、犬にはとても幸せな時間だと思います。

今回の見学会で初めて聞いた事ばかりだったので、すごく勉強になりました。私は将来、動物関係の仕事ができたらなと思っています。そのためにも今よりたくさん動物のことを勉強しようと思いました。

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老犬ホームと聞き、みんな穏やかに過ごしているイメージが浮かんでいましたが、施設内に入ると鳴き声がたくさん聞こえてきて驚きました。外に出してもらったワンちゃんたちも大はしゃぎでとても可愛かったです。元気をもらいました。また、改めて施設にいるワンちゃんは様々な理由で預けられているんだと感じました。

乗馬体験は久しぶりだったので少し緊張しましたが、緑がいっぱいの場所を馬に乗って見渡せて気持ちがよかったです。日々の疲れが癒されました。

充実した1日となり、渡邊先生と施設の皆様に感謝いたします。

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私は、老犬ホームが何なのかよく分かっておらず、ただ、歳をとった犬がいるといった犬版老人ホームというイメージを持っていました。

行ってみると、イメージ通りの場所でもありましたが、一時預かり(療養やペットホテル)をしていたり、飼い主の事情で預けられた元気な犬達がいたりと、利用目的は様々で驚きました。

一つ驚いたのが、犬にも認知症があるということです。私は、このことを知りませんでした。人間の認知症でも介護はとても大変ですが、犬でも大変なこともわかりました。施設に預けるというのは悪いイメージがありましたが、預けざるを得ないこともあるのだなと。

実際犬達とふれあってみるととても元気いっぱいだったり、犬同士でじゃれあっていたりこんな空気のいい所で過ごせるというのは快適なんだろうなと感じました。

私は犬が好きで、今は実家に2匹の柴犬がいたりとずっと近くに犬がいる所で育ってきましたが、知識はまだまだだとも感じました。

これからもっともっといろいろなことを知って行きたいと思います。

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福島さんのお話にあった、動物たちの施設のイメージは、「飼い主と離れて可哀想」などのマイナスのイメージがあるが、実際は動物たちにとって快適な場所であるということが見学してみて実感できました。

また、老犬だから寝たきりの子や自由に動くことができない子が多いのではないかと思っていたが、元気な子が多くて驚きました。

見学した当日は、老犬ホームの見学だけではなく、乗馬体験もできたので楽しかったし、いい経験になりました。

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老犬ホームに行って、すごく年をとった犬でも活発に若い犬のように活動していて驚きました。また、老犬ホームにいる犬たちを見て、犬も最近では寿命が伸びているので、こんなに元気に動ける子もいるなら、犬のトータルヘルスケアは大切だなと思いました。さらに、さまざまな事情で、飼い主さんとは離れてしまっているけど、生き生きと生きている老犬達を見て、犬の幸せについても考えさせられる良い機会になりました