にゃーるど

みなさんこんにちは。心理学科の渡邊です。

アニマルセラピーは犬だけではありません。猫だって癒されますよね。渡邊ゼミでは、猫カフェに行った様子も以前にブログにアップさせていただきましたが、今回は 生身の猫ではありません。京都で6月中旬まで開催されている『いつだって猫展』という展覧会を見学してきました。

http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/always-neko/

ここでは主に、江戸時代の猫をモチーフにした絵画の数々が展示されていまして、“日本人が猫とどんな関係を築いてきたのか”という歴史の一旦を垣間見ることができます。あぁ、日本人て昔から猫に癒されてきたんやなぁということがとてもよく分かります。

どの猫もとても生き生きと描かれていまして、写真撮影できなかったのが本当に残念ではあるのですが、可愛らしさ、愛くるしさ、艶かしさ、妖しさ、不気味さ、などなど、猫の持つ“百面相ぶり”がとてもよく描かれています。特に江戸時代の画家、歌川国芳は本当に猫をよく見てるなぁと感心させられました。

宣伝がてら、僕が感じたこと、印象に残ったことを少しだけ紹介すると…

☆猫って姿勢で感情を表現することができる?そこに人間の感情が投影されているのか…

☆猫を抱くのはやっぱり女性の特権!?男はというと…

☆猫と言えば鼠。江戸時代に猫が守っていたモノとは??そしてそれはどんな“戦い”として描かれているのか!?

☆猫の顔と、ある“職業”の人たちの顔って驚くほど似ている!牙があるかないかだけの差!

☆猫のしなやかな動きは芸と相性がいい??

☆国芳はきっと猫のアクロバティックさに感動していた!!

心理学的に見ても、日本人が古来より猫から受けてきた影響、猫を介して伝えようとしていた心情というのはとても興味深いものです。江戸時代の人々と猫との生活の様子が少しだけ知れたような気がします。

でも、きっと僕が思っている以上に甘美な関係だったんだろうと思います。

勉強になりました。