心理学科
2017.03.23
クイールの匂いを感じながら…
3月19日に、京都府亀岡市にあります関西盲導犬協会さんに、学生9名と一緒に見学にうかがってきました。
私が授業で『クイールの一生』というDVDを取り扱ったことがきっかけで、ゼミ生の一人が「盲導犬の訓練を見てみたい!」という希望を出してくれました。それならばそのクイールが訓練を受けた関西盲導犬協会さんを見学させていただこうということになったというわけです。
当日はまず、盲導犬そのものではなく、視覚障害というものがどのようなものかということを協会のスタッフの方から教えていただきました。特殊なゴーグルを体験させていただいた学生も。
そして目を見張ったのが、訓練犬たちが日常生活を送る『木香テラス』です。中を見学させていただきました。文字通りとてもいい木の香りがします。ここでは訓練犬たちが、どこにでもあるような“家の中の環境”に慣れやすくなるように工夫されています。
私が授業で『クイールの一生』というDVDを取り扱ったことがきっかけで、ゼミ生の一人が「盲導犬の訓練を見てみたい!」という希望を出してくれました。それならばそのクイールが訓練を受けた関西盲導犬協会さんを見学させていただこうということになったというわけです。
当日はまず、盲導犬そのものではなく、視覚障害というものがどのようなものかということを協会のスタッフの方から教えていただきました。特殊なゴーグルを体験させていただいた学生も。
そして目を見張ったのが、訓練犬たちが日常生活を送る『木香テラス』です。中を見学させていただきました。文字通りとてもいい木の香りがします。ここでは訓練犬たちが、どこにでもあるような“家の中の環境”に慣れやすくなるように工夫されています。
引き続いて、実際の訓練犬に登場してもらって基礎的な訓練の様子を見せていただきました。遊びの中で犬をとても効果的に褒めておられ、「この人とおったら楽しい!!」と犬が全身で語っているような姿が印象的でした。
最後に、今回僕が最も学生に体験してもらいたかった、実際のユーザーさんのお話を聞かせていただくという時間がありました。その中で私が一番感動したお話は、そのユーザーさんとパートナーの盲導犬の心と心が通い合い、絆が生まれるにつれ、“一人と一頭”の姿が生活される街の風景の一つにすーっと馴染んでいくような感覚を覚えられたというお話でした。なんだかとても心がほっこりするようなお話で、商店街を歩いておられる姿が眼に浮かぶようでした。
またお話の後、ユーザーさんや訓練士さん、様々なボランティアさんと自由に交流する時間も設けられました。その際にユーザーさんとお話させていただいたことも、凄く勉強になりました。それは、犬がいることで、自分(ユーザーさん)と他人の「気持ちがその犬の上で出会う」という感覚を持っておられるということです。カウンセリングにも通ずるようなお話で、非常に興味深く聞かせていただきました。
本当に勉強になること、感動すること、そして素晴らしい犬たちの姿に感心させられることばかりでした。今回残念ながら参加できなかった学生のためにも、また次回の見学を企画したいと考えていまます。
なお今回は、参加してくれた学生の感想を以下に紹介したいと思います。表記の学年は2016年度時点です。
私は、実際に盲導犬と一緒に生活している方のお話しを聴き、手伝い方にもっと気遣いがいると知りました。例えば、誘導する時は手を真っ直ぐにして肘を持たせて欲しい、犬は出来るだけ無視して欲しい、などです。今まではそこまで考えていなかったので、これからはそういった事にもっと気を付けたいと思います。
~1年生~
盲導犬協会の見学をして、様々なことを知ることができました。特に印象に残っているのは、ユーザーの方にとって盲導犬は大切な存在であり、一部であるということです。ユーザーの方と盲導犬の間には絆があるのだということを実感することができました。
~2年生~
盲導犬の訓練など知ってるようで知らなかったことが多く勉強になりました。
また、訓練などやさられているんではなくて楽しく訓練していることやパートナーさんとの信頼関係が成り立っていることが知れて良かったです。
~2年生~
本当に行ってよかったと思いました!個人的に盲導犬って幸せなのかなってずっと思ってたんですが、訓練の風景やハーネスを職員の人が持った時の盲導犬の雰囲気や表情が凄く良くてこの子達はホントに仕事が好きなのだろうと感じました。
梅ちゃんや花ちゃんのアニマルセラピーの訓練などに盲導犬見学が生かせたら梅ちゃん花ちゃんにも私達にも、もっと良い方向に行くのではないかと感じました!
~3年生~
盲導犬の排泄の方法を知らなかったので、勉強になりました。
~3年生~
今回参加してくれた学生は私の呼びかけに賛同してくれまして、協会への募金にも快く協力してくれました。本当にありがとうございました。
最後に、今回僕が最も学生に体験してもらいたかった、実際のユーザーさんのお話を聞かせていただくという時間がありました。その中で私が一番感動したお話は、そのユーザーさんとパートナーの盲導犬の心と心が通い合い、絆が生まれるにつれ、“一人と一頭”の姿が生活される街の風景の一つにすーっと馴染んでいくような感覚を覚えられたというお話でした。なんだかとても心がほっこりするようなお話で、商店街を歩いておられる姿が眼に浮かぶようでした。
またお話の後、ユーザーさんや訓練士さん、様々なボランティアさんと自由に交流する時間も設けられました。その際にユーザーさんとお話させていただいたことも、凄く勉強になりました。それは、犬がいることで、自分(ユーザーさん)と他人の「気持ちがその犬の上で出会う」という感覚を持っておられるということです。カウンセリングにも通ずるようなお話で、非常に興味深く聞かせていただきました。
本当に勉強になること、感動すること、そして素晴らしい犬たちの姿に感心させられることばかりでした。今回残念ながら参加できなかった学生のためにも、また次回の見学を企画したいと考えていまます。
なお今回は、参加してくれた学生の感想を以下に紹介したいと思います。表記の学年は2016年度時点です。
私は、実際に盲導犬と一緒に生活している方のお話しを聴き、手伝い方にもっと気遣いがいると知りました。例えば、誘導する時は手を真っ直ぐにして肘を持たせて欲しい、犬は出来るだけ無視して欲しい、などです。今まではそこまで考えていなかったので、これからはそういった事にもっと気を付けたいと思います。
~1年生~
盲導犬協会の見学をして、様々なことを知ることができました。特に印象に残っているのは、ユーザーの方にとって盲導犬は大切な存在であり、一部であるということです。ユーザーの方と盲導犬の間には絆があるのだということを実感することができました。
~2年生~
盲導犬の訓練など知ってるようで知らなかったことが多く勉強になりました。
また、訓練などやさられているんではなくて楽しく訓練していることやパートナーさんとの信頼関係が成り立っていることが知れて良かったです。
~2年生~
本当に行ってよかったと思いました!個人的に盲導犬って幸せなのかなってずっと思ってたんですが、訓練の風景やハーネスを職員の人が持った時の盲導犬の雰囲気や表情が凄く良くてこの子達はホントに仕事が好きなのだろうと感じました。
梅ちゃんや花ちゃんのアニマルセラピーの訓練などに盲導犬見学が生かせたら梅ちゃん花ちゃんにも私達にも、もっと良い方向に行くのではないかと感じました!
~3年生~
盲導犬の排泄の方法を知らなかったので、勉強になりました。
~3年生~
今回参加してくれた学生は私の呼びかけに賛同してくれまして、協会への募金にも快く協力してくれました。本当にありがとうございました。