心理学科
2017.02.06
感性にふれた!!
1月29日、心理学科の1〜3年生でアニマルセラピーに関心の高い学生およそ30数名と一緒に、エキスポシティにありますニフレルでの特別講義+館内見学に行ってきました。
まずは小畑館長様にご講義していただきました。ニフレルという施設がどんな「思い」を持って作られたかということ、海遊館とどんな違いがあり、どこが魅力なのかということなどを、わかりやすい画像と一緒にお話していただき、参加した学生たちも「へー、そうやったんや!!」というような表情で聞き入っていました。
まずは小畑館長様にご講義していただきました。ニフレルという施設がどんな「思い」を持って作られたかということ、海遊館とどんな違いがあり、どこが魅力なのかということなどを、わかりやすい画像と一緒にお話していただき、参加した学生たちも「へー、そうやったんや!!」というような表情で聞き入っていました。
私は今回の下見のために2ヶ月ほど前に中を見せていただき、以前からお世話になっている獣医師の先生からもお話は伺っておりましたが、ニフレルの名前の由来にもなっています「感性にふれる」というコンセプトに改めて感動し、刺激を受けました。
私たちは大学で『アニマルセラピー』を掲げています。もちろんおじいちゃんおばあちゃんやちびっ子たちが梅ちゃん花ちゃんと触れ合って生き生きとした表情を見せてくれることは嬉しいものですし、学生のみなさんもやりがいを感じています。ただそのセラピー活動を支えるにも、動物のこと、そして利用者さんのことを考える、感じる“感性”というものが必要になります。
セラピー活動を支える上で最も重要なことは『動物ファースト』つまり『動物の福祉』です。それがニフレルさんでは「感性にふれる」というコンセプトのもと、ギリギリまで人間と動物の距離(物理的にも心理的にも)を近づけるような工夫をされつつ、「動物が動物らしくいることを最優先」されていることに気づかされたのです。これは我々心理学科でやろうとしている活動にとても通ずることがある“型”でした。
また今回私が「なるほど!」と感じたことが、動物たちの展示の仕方です。これも“感性にふれる”という大きなコンセプトから生み出されているのですが、はめ込み式の水槽がほとんどないという点です。有名なチンアナゴに代表されるように、360度どこからでも動物たちの姿、動きをみることが可能になります。場合によっては水槽の上や下から見るなんてことも…。これによって、今まで見たことのない世界が広がります。お話の後に館内を回るのに2時間近くかかったでしょうか…。堪能しました。
学科では来年度以降に向けて大きな変革が行われようとしており、アニマルセラピーに限らず、広い意味での『人と動物の関係学』というものを柱の一つにしていきたいと考えております。今回のニフレルさんでの特別授業はその狼煙としての意味を込めて企画しましたが、狼煙以上に大きな起爆剤になるのではないかと感じております。興味を持たれた方で、もしまだニフレルさんに行ったことがないということであれば、ぜひ足をお運びください。オススメは夕方以降の入場、ですよ。その理由は…、実際に皆様の目で、耳で、鼻で、そして肌で感じてみてください。感性フル動員!!です。
これからも学生のみなさんの感性を刺激しまくるような企画をどんどん出していきます。ご期待ください。
これからも学生のみなさんの感性を刺激しまくるような企画をどんどん出していきます。ご期待ください。