雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ、宇陀の地へ。

心理学科の渡邊です。

 

11月27日、奈良県宇陀市にあります『うだアニマルパーク』に見学・実習に行ってきました。ゼミ生を中心に1年生から3年生まで、幅広い学生さんに参加してもらいました。特に1年生からの参加者希望が多く期待の高さを感じていました。

それだけに現地で思いっきり楽しんでもらいたかったのですが、当日はあいにくの雨模様。残念ながら敷地内にのんびりと動物たちが散歩する様子は見ることができませんでした。でもそこは梅花女子大学・アニマルセラピーコースのポジティブな学生たち。限られた状況の中で目一杯楽しんで、得られるものがあったようです。

 

まずはスタッフの方に教えていただき、バター作り体験をおこないました。最近はスーパーで買うと高いですよね、バター。でもお家でも美味しいバターが作れるんです!学生からも「おいしい!」の声が連発でした。中には家に帰ってから、そのバターでシチューを作った学生もいたそうです。

 

同じ建物の中には、小学生向けですが「命の学習」コーナーのようなものもあり、若さ溢れる学生たちが自転車を漕いでおりました。

続いては牛の乳搾り体験です。学生みんな上手に搾乳できていました!すごい!牛のおっぱいの温かさや柔らかさに感動!!

その後は七面鳥、ミニブタ、うさぎなどがいる舎の見学や、譲渡猫の見学、羊と山羊に干し草をあげる体験などを行いました。

また当日は奈良の物産展のようなものも開催されていまして、美味しいうどん、コロッケ、唐揚げ、コーヒーなどを、みんなでハフハフ言いながらいただきました。

 

人と動物の関係で、私たちが無視できないものの一つは“畜産”です。私たちは動物の命を丸ごともしくはその一部をもらって生きています。乳牛の担当のスタッフさんのお言葉が印象的でした。

 

「仔牛は生後数日で母牛から引き離されます。本来は仔牛に飲ませるためのお乳を私たちは牛乳として飲んでいるんです。だから一滴も無駄にしないでください。」

 

アニマルセラピーの活動とは直接関係のないことかもしれませんが、動物に関わるような仕事やボランティア活動に将来的に携わりたいと思っている若い人たちには、是非ともこういう「命の現場」も見てもらいたいな、と改めて思いました。また来年もお邪魔したいと思います!