情報メディア:大切な人へ贈る手紙⑤

情報メディア学科がこの冬贈るホッとな言葉。

「大切な人に贈る手紙」⑤

をご紹介します


◆大切な人への手紙◆

私には兄と妹がいます。きっと兄妹の中で一番母との時間が短く、心配をかけてきました。

もうすぐ20歳になる私から、母へ手紙を贈りたいと思います。



お母さんへ

私が生まれてからもうすぐ20年になります。

小さいころ、お兄ちゃんの野球で週末はほとんどいなかったことに、とても悔やんでいたことを私は知っています。

でも、そのことに淋しさを覚えたことはありませんでした。

それはきっと、その分の愛情を注いでくれていたからです。

決して一緒に過ごした時間が多かったとは言えませんが、ひとつひとつの思い出が鮮明に残っています。

でも、中学生のころから本当にぶつかることが多くなりました。

兄が野球をやめてから、お母さんが家にいる時間が長くなって、今まで一人の時間が多かった私にとってはとても違和感があり、誰かとずっといることに戸惑いもありました。

お父さんともあまり会話がなかったのですが、話したくないというわけではなく何を話したらいいのかわからなかったのです。

誰かといることがとてもしんどくて、一人の時間に慣れていたわたしは居づらくて仕方ありませんでした。

口を開けば売り言葉に買い言葉。激しい言い争いも日常茶飯事で、いつからか家という空間が嫌いでたまりませんでした。

中学でもお母さんが学校に呼び出されることも多く、たくさんの心配と迷惑をかけました。

それでも、そのことについては口に出さず、いつも影から見守ってくれていたことに感謝しています。

 

高校に入っても変わらす、喧嘩が絶えませんでしたね。

夜に出かけることも覚えて、本当に心配をかけました。

決して自由ではないけれど、夜帰ると必ず起きていました。

夜遅くにバイトから帰ると、温かいご飯を作ってくれました。

高校3年生の夏に塾を勝手に辞めてきて、いつまでもふらふらと進路を決めない私が、冬前になり、いきなり受験すると言い出した時でさえも、何も言わずに応援してくれました。

高い受験料や塾代を払って、ただただ陰から見守ってくれました。

大学生になった今でも喧嘩は絶えないし、家にいる時間も多くはありません。

でも、いつも私がやることに反対せず、見守ってくれてありがとう。

たくさんひどいことも言って悩ませてしまってごめんなさい。

でも、ごめんよりたくさんのありがとうを伝えたいです。

家では、無口であまり笑わないとお母さんはいうけど、バイト先や友達にはいつも笑っているよねとよく言われます。

ちょっと素直になれなくて、どうしても無愛想になってしまうけど、そうやって笑えるのは小さなころにたくさん笑顔をくれたからだと思っています。

もう、そろそろ落ち着かないといけないのに、まだまだぶつかることも多いと思うけど、これからは一緒にたくさん笑えるといいね。

 

p.s. 妹との写真は多いのに、私との写真はほとんどないね。

私が笑っている写真を自分のLINEのアイコンにしていたら、それをスクリーンショットしていたのも知っているよ。

これからは、私とも写真を撮ろうね。