情報メディア:大切な人へ贈る手紙④

 
寒さが厳しくなってきたこの秋に贈るホッとな言葉

情報メディア学科の学生が心を込めて書いた

「大切な人に贈る手紙」④

をご紹介します。
 

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じぃじへ

 

じぃじが天国に行ってから、もう2年になります。

元気ですか。

 

毎年欠かさず行っていた家族旅行も

じぃじがいなければ、さみしさと物足りなさを感じます。

毎日といっていいほど、行っていたじぃじの家。

今では、じぃじの顔も見れず、仏壇に手をあわせることしかできません。

優しかったあの声も、あの笑顔も、力強く握ってくれた大きな手も。

思い出すだけで、涙があふれます。

じぃじが亡くなったあの日。

高校の個人面談の後、じぃじの家に行ったよね。

あの時、まさか今日がお別れの日だなんて。

きっと誰も予想してなかったよ。

そういうものなんだよね。

お別れって、突然なんだね。

話したいこと・出かけたい場所まだまだいっぱいあったよ。

大学合格したこと・成人式の着物姿だって。

まだまだあるよ、文字に書ききれないぐらい。たくさん。

今でも、じぃじがいないことは本当に悲しい。

だけど、いつまでもくよくよしていても、

じぃじに笑われそうなので

◆も少しずつ前を向いて将来素敵な女性になれるように頑張ります。

 

命の尊さ。

将来医療の現場で働く人間としてしっかりと認識しておかなければいけないことだと思うから、

自分が今まで生きてきた中で感じたことなどを頭に置きながら、

将来誰にでも優しく広い心の持ち主になれるよう頑張るから。

見守っていてね。

 

この、「誰にでも優しく、広い心の持ち主」はじぃじがずっと言ってきた言葉。

今でも覚えてます。

ずっと忘れません。

じぃじの孫として生まれてきて本当によかった。

どんな時でも、そばにいてくれて優しい言葉をかけてくれて。

自信を持って、世界一のじぃじだと言えます。

できれば、もっと一緒にいたかった。

今日あったこととか、何気ないことでも、どんなことでも、話したかった。

じぃじの顔を見て。

今ではそれができない。

だけど、どこかできっと見守ってくれているはず。

だから、今日も頑張れているんだよ。きっとね。

 

最後にじぃじに、この19年間で一生分の愛情を注いでもらいました。

わがままなこと、無理なお願いも全部「いいよ」って笑顔でしてくれたこと。

いろんなところに手をつないで出かけたことも、

すべてが最高の思い出です。

 

ありがとう。

これからも天国で元気でね。

大好きだよ。

情報メディア学科2年生

 

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by こうだ