【日本文化創造学科フィールドワーク・高槻⑤】高槻天主教会堂跡

こんにちは!
日本文化創造学科 4回生のTYです!
私たちは、高槻天主教会堂跡について調査しました。

高槻天主教会堂とは、1573年に高槻城主となった高山右近が建てた教会のことです。
右近は、熱心なキリシタンとして知られ、当時の高槻の人口25000人のうち18000人をキリシタンにしたという史料も残っています。

現在は写真のような石碑しか残っておりませんが(現、高槻商工会議所前にあります)、当時の高槻天主教会堂には広い庭があったそうです。
そこにはたくさん花が咲いていて、魚の泳ぐ池や大きな十字架があったそうです。

写真の付近から、27基のキリシタン墓が並んで発見されました。
十字架の墨書がある木棺、木製のロザリオ(十字架のついた数珠のようなもの)なども出土されたそうです。
ロザリオの現物は、近くにある「高槻市立しろあと歴史館」に展示されています。
発見された時はパーツがバラバラで、展示の際に図のような数珠の形に組まれたそうです。

皆さんもぜひ、高槻に遊びに来たときには、当時のキリスト教に思いを馳せてみてください!