【日本文化創造学会】秋季講演会

こんにちは!学会役員のイトウです。
11月6日に日本文化創造学科、秋季講演会を開催しました。
 

今回は、「はじめての上方落語 貴方の知らない落語の世界」と題し、
落語家の林家染左様をお招きしました。
 

私自身は、落語についてはあまり詳しく知りませんでした。生で見る機会も今回が初めてだったのですが、結構な人数の方が落語を生で見たことがあるらしく……。さすが日本文化創造学科だなと思いました(笑)

今回の講演会では、タイトル通りの上方落語の基礎の紹介から始まり、落語の実演までしてくださいました。

 

最初に、木でできた小拍子という道具を見台に叩きつけ、「こんにちは!」と大きな声に続いて、落語の最初の部分を実演してくださいました。
この実演にとても面白いエピソードがあると染左さんが教えてくださいました。

染左さんは、様々な所に招待され落語を披露されているそうなのですが、先日、幼稚園で披露する機会があったそうです。

 

私達にもやってくださったように、小拍子を見台に叩きつけ「こんにちは!」と大きな声で言うと、幼稚園児達も大きな声で「こ~んにちは~!!」と挨拶を返してくれたそうです(笑)

 

先ほども記述した通り、これは落語のいわば導入部分です。
しかし、相手は幼稚園児。
「こんにちは」と言われたら「こんにちは」と相手よりも大きな声で返すと普段から先生に指導されているのでしょう。
何度かこのやりとりがあった後、先生に説明してもらうことに……。

「このおじちゃんは~、1人で喋る人やから返事返したらだめよ~」……(笑)

その後もう一度幼稚園に行かれたそうですが、今までよりも一番大きな返事が返って来たそうです(笑)

 

また、普段、お囃子の方は、舞台裏で楽器を演奏しているそうなのですが、今回は特別に学生に見える場所で落語と共に披露してくださいました。

使用する楽器もひとつひとつ説明してくださいました。
 

落語の内容は、お伊勢参りに行く二人の男が狐に化かされるというのもの。学生たちも大爆笑であっという間の講演会でした。

今回は、落語を生で見るという本当に貴重な経験が出来ました!
林家染左さん、お囃子で来て下さった林家染八さん、岡野鏡さん、ありがとうございました!