日創研修旅行 ②友禅染め体験

日本文化創造学科では、4月20〜21日、
新1年生を対象に、1泊2日の研修旅行を実施しました。
「美山かやぶきの里と京都伝統体験」の旅です。
 
研修2日目、午前中は京都の二条城近くにある
京友禅体験工房で、友禅染めに挑戦しました。
あまり期待していなかったこの体験が、
思いのほか楽しかったという Yさんの文章から。
                     
                       (by 大谷)
                                                                           
                                                                                                                                     
友禅染めの体験に行くまでは、
「ただ染めるだけだし、そんなに楽しくないだろう。
水の多く入った絵の具のようなもので染めるのだろう。」
とあまり期待をしていませんでした。
 
しかし、工房でスタッフのかたから説明を伺うと、
私が思っていたのとは違ってびっくり。
白い布の上に動物や植物などの型紙を置き、ハケを使って
生地に色を塗っていく 摺込(すりこみ)友禅というものでした。
染料も、絵の具というよりは ペンキに近いように感じ、
鼻にくる匂いで、馴れるまでは少し臭いと思いました。
 
ハンカチを染めるやり方を教えてもらっているうちに、
「早く染めたい! 楽しみだなぁ。」と思う気持ちに変わりました。
私は動物と花が好きで、その中でも特に好きなパンダとウサギと
桜の花の型を使って、ハンカチを染めていくことにしました。
 


見本を見ている時は簡単に見えたのですが、実際にやってみると、
色を濃くしたり 薄くしたり グラデーションにするのがけっこう難しく、
少し苦戦しました。でも、好きな模様を 好きな色で 好きな場所に
自分で考えて染めることができるのが楽しくて
時間を忘れるぐらい 夢中になっていました。
 
(中略)
 
体験をする前は、楽しくないだろうなどと思っていたのですが、
自分でも納得のいく、世界に一つだけのハンカチを作ることができて
楽しかったし、良い体験ができて良かったなぁと思いました。(Y)