【管理栄養学科】食品学実験Ⅰの総合発表会がありました

こんにちは、食品学実験Ⅰを担当している守田です。

今週は、1年生の食品学実験Ⅰの総合発表会があり、醤油の塩分濃度分析ときなこの栄養成分定量分析の結果について各班でパワーポイントを作成し、みんなで報告しあいました。どの班も、自分たちの実験結果について様々な観点から考察を加えていて、とてもいい発表会になったと思います指で

 

食品学実験Ⅰでは、私たちの日常生活の中にある身近な食品を実験材料として、食品成分(水分、灰分、たんぱく質、脂質、炭水化物)について定性実験と定量実験を行い、日本食品標準成分表の収載食品成分値との比較を行いました。

 

まずはじめは実験器具の名前、使用方法から勉強をし始めたのですが、回を重ねるに連れて段々と実験操作も手馴れてきて、今では全員ビュレットを使った滴定はお手の物です♪

 

そのほかにも、糖質・たんぱく質・ビタミン類の定性分析を行ったり、調理学実習でからあげをした後の廃油と新しい油の酸価を比較したり、濃口、薄口、減塩の3種類の醤油の塩分濃度を比較したりと、とても充実した実験を行うことができました。



【糖質のアンスロン反応】



【脂質の溶解度の比較実験】



【スキムミルク中のビタミンB2の定性反応試験でルミフラビンの存在を確認】



【たんぱく質のアダム・キーウィッツ反応による定性実験】



そして食品学実験Ⅰの最大の山場でもある、たんぱく質量定量分析のケルダール分析も、順調にデータを得ることができていましたね
 

後期の食品学実験Ⅱでは、いよいよ無機質の定量分析や食物繊維の定量など、より複雑で難しい実験にチャレンジする予定です。

 

レポートに課題にとめまぐるしい日々になると思いますが、張り切って頑張りましょう