食文化学科
2018.05.30
食文化・大連アカシア祭り
みなさま、こんにちは、関野です。
「大連アカシア祭り」、アカシアのお花見に中国大連に行きました。
アカシア祭りは戦前の大連の日本人の祭りで中国人の祭りではなかったそうです。
1)アカシアの街大連
マメ科のアカシアは5月中旬から下旬に房状の白い花を咲かせ
甘い、爽やかな香りを周りに漂わせていました。
昔は花を餃子やスープの具材など何にでも入れて食べていたそうです。
実際に食べてみました、花の根元が少し甘く食べやすかったです。
アカシアの蜂蜜は日本では一番の人気物。
大連でアカシアの樹が多いのは戦前に日本人が植えた説と
原産地が中国北部で自生していたアカシアを、
街路樹として街づくりに利用した2説があるそうです。
20年ほど前の台風でアカシアの樹が倒れたため、
街路樹はプラタナスに代わりプラタナスもたくさんありました。
また、街灯はアカシアの花の形でかわいいです。
2)食文化
大連はサクランボ産地で大盛に積まれ自由市場で売られていました。
あっさり味で何個でも食べることができました、安価です。
タニシも大連名物でそこかしこで売られていました。
蒸し器でしっかり蒸され赤唐辛子で調味されています。
タニシには寄生虫がいるので充分な加熱が必須。
わらび餅のようなメンズと呼ばれる芋デンプンを使った団子。
ニンニク、ネギ、パクチーを入れゴマダレを掛けて食べます。
この団子も大連名物でよく売れていました。
小カップに入れて5元(90円位)、美味しかったです。
3)SAでの充電スタンド
電気自動車用の充電スタンドが高速道路のサービスエリアにありました。
習近平主席は電気自動車の導入を推進、
2017年の販売台数も65万台と世界最多だそうです。
この試みは環境に優しく、中国全土に青空を取り戻すことを呼び掛けています。
中国の街中は何年か後には電気自動車だけが走っているのでしょうか。
4)北前船寄港地フォーラム
大連国際空港到着口で、私の興味のある北前船のプラカードに遭遇しました。
700人ほどの日本人でごった返し、ビックリしました。
帰国後調べてみると
北海道と本州の交易を支えた北前船ゆかりの地を中心に交流する
「北前船寄港地フォーラム」が、中国遼寧省大連市で開かれた。
23回目で、海外での開催は初めて。
交流を促進し、中国からの観光客拡大を狙う(山陽新聞より)。
大連は日露戦争後の1905年、ポーツマス条約でロシアから日本に租借権が譲渡され、
日本は貿易都市として大連を発展させるため
鉄道、道路、レンガなどの建物を作りインフラを整備。
これらのものが現在も一部有効利用され残されていました。
今回のツアーでは満州鉄道病院で産声を上げた方や
満鉄で働いていた方の親戚などが参加されていて
満鉄の資料館などで資料を感慨深くご覧になっていました。
関空から飛行機で2時間半ぐらいの距離にあり、
アカシアの花とともに、大連と日本のつながりを体験してみてください。
「大連アカシア祭り」、アカシアのお花見に中国大連に行きました。
アカシア祭りは戦前の大連の日本人の祭りで中国人の祭りではなかったそうです。
1)アカシアの街大連
マメ科のアカシアは5月中旬から下旬に房状の白い花を咲かせ
甘い、爽やかな香りを周りに漂わせていました。
昔は花を餃子やスープの具材など何にでも入れて食べていたそうです。
実際に食べてみました、花の根元が少し甘く食べやすかったです。
アカシアの蜂蜜は日本では一番の人気物。
大連でアカシアの樹が多いのは戦前に日本人が植えた説と
原産地が中国北部で自生していたアカシアを、
街路樹として街づくりに利用した2説があるそうです。
20年ほど前の台風でアカシアの樹が倒れたため、
街路樹はプラタナスに代わりプラタナスもたくさんありました。
また、街灯はアカシアの花の形でかわいいです。
2)食文化
大連はサクランボ産地で大盛に積まれ自由市場で売られていました。
あっさり味で何個でも食べることができました、安価です。
タニシも大連名物でそこかしこで売られていました。
蒸し器でしっかり蒸され赤唐辛子で調味されています。
タニシには寄生虫がいるので充分な加熱が必須。
わらび餅のようなメンズと呼ばれる芋デンプンを使った団子。
ニンニク、ネギ、パクチーを入れゴマダレを掛けて食べます。
この団子も大連名物でよく売れていました。
小カップに入れて5元(90円位)、美味しかったです。
3)SAでの充電スタンド
電気自動車用の充電スタンドが高速道路のサービスエリアにありました。
習近平主席は電気自動車の導入を推進、
2017年の販売台数も65万台と世界最多だそうです。
この試みは環境に優しく、中国全土に青空を取り戻すことを呼び掛けています。
中国の街中は何年か後には電気自動車だけが走っているのでしょうか。
4)北前船寄港地フォーラム
大連国際空港到着口で、私の興味のある北前船のプラカードに遭遇しました。
700人ほどの日本人でごった返し、ビックリしました。
帰国後調べてみると
北海道と本州の交易を支えた北前船ゆかりの地を中心に交流する
「北前船寄港地フォーラム」が、中国遼寧省大連市で開かれた。
23回目で、海外での開催は初めて。
交流を促進し、中国からの観光客拡大を狙う(山陽新聞より)。
大連は日露戦争後の1905年、ポーツマス条約でロシアから日本に租借権が譲渡され、
日本は貿易都市として大連を発展させるため
鉄道、道路、レンガなどの建物を作りインフラを整備。
これらのものが現在も一部有効利用され残されていました。
今回のツアーでは満州鉄道病院で産声を上げた方や
満鉄で働いていた方の親戚などが参加されていて
満鉄の資料館などで資料を感慨深くご覧になっていました。
関空から飛行機で2時間半ぐらいの距離にあり、
アカシアの花とともに、大連と日本のつながりを体験してみてください。